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映画>洋画>✨サモ・ハン・キンポー✨と香港映画

おじいちゃんはデブゴン(原題:我的特工爺爺 The Bodyguar)


 


私は日本公開当時(2017)、試写会で観てるんですが、今回ご紹介したらまた観たくなりました。
ちょうどアマプラの100円レンタルセール対象だし、いい機会なので視聴。


すっかりおじいちゃんのサモ・ハンの静かな演技も、年齢の割にキレキレのアクションもよろしい。
しかし、違和感バリバリな部分があるのも相変わらず。


それは主に言語問題。
黒竜江省が舞台なのに、セリフはオール広東語。
ありえへん。


中華人民共和国全図
黒龍江省は北の最果て、広東省は南の果て。
その距離はサハリンー台湾以上。

黒龍江省はアムール川(中国名:黒龍江・中露国境になっている)・ウスリー川(烏蘇里江・同)をはさんでロシア極東管区と接する場所。


極寒の地のため昔から満州族、朝鮮族といった少数民族が細々とが住んでいた所。
漢族(中華人民共和国の人口の94%以上を占める民族。いわゆる私たちのイメージする中国人)の大量入植は、わりと近世。


北海道が同じような事情ですよね。明治以降に日本全土から移住した住民がほとんどだから、北海道弁は標準語に近い。


黒龍江省やその隣の吉林省(旧満州国)の言語も、それと全く同じ理由で、ほぼ標準語(北京語/マンダリン)に近いのです。


それが全員広東語を話しているのは・・・
北海道民が全員鹿児島弁で話してる所を想像してみてください。
そのくらいバリバリの違和感です。


薩摩弁。同じ九州でも北部出身の私には、半分もわからん難解方言。


五感が敏感なため「聞き流す」「気にしない」が苦手な私は、どうしても気になる。


しかし、ではサモハンの喋る北京語を聞きたいかというと、聞きたくない。


私はコミカルで愛嬌のある広東語の方が好きだから。
なので許しましょう。☜偉そう。


いまや大陸に魂を売り渡し、北京語映画にばっかり出ているJ・Cと違い
「香港映画の最後の良心」と呼ばれているサモ・ハンだもの。
広東語愛なのです。


ここの違和感さえ払拭できれば、とても良い映画です。
ネタバレは野暮なので、ひとことあらすじだけ。
歳を取って認知症になってしまった、元凄腕ボディガード(定年退職済)のおじいちゃんと、親の質に恵まれていない隣の少女の交流の話。


ご興味のある方は、ぜひオンデマンドでどうぞ。
(今ならアマプラ会員レンタル100円セール対象)


え?オリンピック観戦で忙しくてそれどころじゃない?
まあまあ。


しかしこれは香港が「ああなる」前の映画です。
「ああなったあと」の2020年の情報では、激やせしてしまっているサモハン。
2017年にこの映画のプロモーションで来日した時の写真と並べると、変わりすぎ!


右から2人目

 


香港映画は今後どうなるんでしょう?本当に。


JCさんは相変わらず中共アゲアゲ発言を繰り返し、大陸映画で生き延びそうだけど。



「おじいちゃんはデブゴン」は、なぜかムラゴンのアマゾン検索でうまく出てこないため、オンデマンドのリンクが貼れません。


ごめんなさい。