今日は何の日>12月26日:ボクシング・デー
今日も記念日はとても少ないです。
ボクシング・デーBoxing Day
私は昔イギリスで初めてこの言葉に接した時、こう思いました。
「英国人はそんなにボクシングが好きなの???」
打つべし!!
このボクシングではありませんでした。
スペルが全く一緒なので本当に紛らわしいんですよ。
格闘技の方のボクシングBoxing の語源は古代ギリシア語。
握りしめた拳を古代ギリシア語でPugmeといい、それが何故かPuxos(箱)に変化。
それが英語に直訳されBox。
からのBoxingとなりました。
和訳は「拳闘」です。
ボクシングデーBoxing Dayの起源は英国
クリスマスの翌日に教会が貧しい人たちのために寄付を募り、箱入りの(boxing)クリスマスプレゼント(Christmas box)を贈る習慣がありました。
それがクリスマスにすら仕事を休めない使用人たち(執事やメイドなど)をねぎらい、クリスマスの翌日に代わりに休ませる日へと変化しました。
英連邦の国々の多くでは今でも休日になっています。
しかし今や住み込みの使用人を使う家は貴族階級にも少なくなりました。
なので今ではクリスマスに働かなければならない(クリスマス・カードやクリスマス・プレゼントの配達業務がある)気の毒な郵便配達員や宅配業者にねぎらいの意を込めて26日に箱入りプレゼント(Christmas box)を渡す日になっています。
というのも英国では「クリスマスは休日」が驚くほど徹底しているからです。
まず公共交通機関は12月23日から極端に本数を減らしたクリスマス・ダイヤを始め、25日には終日運休なさいます。
飛行機は発着しますが、空港までの交通手段は自家用車orタクシーしかなくなります。
マジで。
商店もレストランもほぼ全部休み。
クリスマスは「家で家族で過ごす日」だからです。
なので「そんなクリスマスにすら休めない」職業に対する同情は非常に大きいようです。
日本で言うなら「年賀状配達のために3が日まで出勤の郵便局員は可哀想!」ってことですね。
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