少子化対策>岸田首相の発想も大概だが太鼓持ちのTV局も酷い
岸田首相の、一時金(小銭)をばら撒けば庶民などたやすく目が眩んで2人目3人目を産むだろうとでも言いたげな少子化対策案には呆れます。
動物園や水族館で見られる動物のショー(芸)は実はオヤツで操ってますけど、そういう感覚ですか?
画像はしながわ水族館です。
しかしそれ以上に呆れたのがその日のTVニュース。
街頭インタビューを流していたのですが、
「もう一声、ミルク代とかオムツ代も貰えたら、もう一人産んでもいいかなって〜」
のような回答を意図的に(としか思えない)流していたのです。
家事をしながら背中で音声だけ聞いていたので上のセリフは意訳ですが、聞いた瞬間思ったのはこれでした。
「風俗店のオプションプレイじゃあるまいし」
まあお下品!という方には、CoCo壱のトッピングじゃあるまいしと言い換えてもいいです。
しかしとにかく、あといくら貰えたら◯◯します、◯◯させたいならあといくら貰いますって、物乞いか?ですよ。
まあそういう意見の人も中にはいるとしても、だったら
「的外れだ。馬鹿にすんな」
という意見の人だって必ずいるはずなのに、それは出さない。
日本の少子化の原因は、乳幼児死亡率が劇的に低下したことに加えて教育費がかかりすぎるからでしょう。
昔の貧しい庶民が何人も産めていたのは、もし子どもが全員中卒で就職しても親も本人も困らなかったから。
何かのはずみでお勉強のできる子が生まれたら、その子だけ大学に行けばいい。
そんなに優秀な子なら国立大学に受かってくれるだろうし、何なら給付型奨学金(返済義務無し)も取れるでしょう。
しかし今は大学卒でない限りエッセンシャルワーカー以外への就職が難しい。
だからお勉強のできない子でも無理矢理大学に通わせないといけない。
むしろお勉強のできない子を無理矢理大学に押し込む方が塾代だの予備校代だのかかるし、私立になるだろうし、貸与型奨学金(返済義務有り)しか受けれないだろうし。
せいぜい1年分のミルク代と数年分のオムツ代に目が眩んでもう一人産んだら、10年後が大変なんです。
そしてそうまでして大学を出ても、今や研究職すら非正規雇用だったりする上、奨学金の返済を抱えている人は婚活市場では敬遠されて結婚しにくくなります。
(実話)
悪循環ができあがってしまっています。
これを昭和30年代以前の出生率に本気で戻したいなら、社会のシステムをもう一度中卒でも就職に困らないようにするしかないんじゃないですか。
さもなくば大学まで完全無償にするかですが、そうなると庶民の所得の2/3〜は税金として取りあげないと財源が難しいでしょう。
そんな閉塞した社会に我が子を何人も送り出したいという親御さんがいるか?が問題です。
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