初詣2023>❸中野不動善成寺&桃園と中野大好きナカノさんトリビア
中野マルイ本店の裏、地元住民しか知らない桃園通商店街の中にある小さな小さなお不動様、桃園山善成寺です。
真言宗豊山派のお寺です。
桃園通りは「ももぞのどおり」と読みますが、お寺の名前は「とうえんざん」でしょう。
真言宗のお寺です。
しかし、桃(不老不死の象徴)が咲く中で善を成す※とは、なんと縁起の良いお名前ではありませんか。
※注)善成は「(願えば)必ず成就する」という意味だそうです。
<中野区・桃園(ももぞの)地区の地名由来トリビア>
現在JR/東京メトロの中野駅がある一帯は、かつては徳川将軍家の御狩場(鷹狩をするための場所)でした。
五代将軍綱吉は生類憐みの令に基づき鷹狩を全面禁止(その他野鳥の狩も全面禁止)。
代りに約30万坪(100ha)に及ぶ「お囲い御用屋敷」(野良犬を保護する施設)を造り最大時30万頭の野良犬を収容しました。
維持経費は現在の貨幣価値に換算して120億円以上とも言われます。
綱吉死去と同時にお囲いは廃止され、御狩場が復活。
六代将軍吉宗はお囲いの跡地を「お立て場=鷹狩の休息所」とし、紅白の桃を植え「桃園とうえん」と呼びました。
そこから一帯の地名・桃園(ももぞの)が生まれました。
1965年までは行政上の正式名称も中野区桃園町でしたが1966(昭和41)年の町名地番変更で公的には消滅してしまいました。
しかし現在も桃園地区、桃園通り、桃園通り商店街、桃園川緑道、桃園会館、などの名称に残っています。
かつては桃園小学校・桃園第二小学校・桃園第三小学校がありましたが、桃園第三小学校は2008年、桃園小学校は2019年に廃校。
現存するのは桃園第二小学校のみとなっています。
桃園第二小学校の画像は中野区公式マスコット・ナカノさんの公式Twitterより。
ナカノさんは身長44センチの球体関節人形です。
区の公式マスコット制定時には、さすがまんだらけ※の牙城・中野と評判になりました。
※まんだらけ全10店舗中9店舗でドールを取り扱っています。
ドールとフィギュアの違いは長くなるので非ヲタクのかた向けに一言でまとめると
「着せ替え出来るのはドール、できないのはフィギュア」。
桃園山善成寺では、運が良いと猫ちゃんに会えます。
お寺の公式Twitterによると、日ペンの美子(ミコ)ちゃんならぬ寺猫ミーコちゃんというお名前だそうです。
この日は会えませんでした。残念。
※「寺猫ミーコ」でググると栃木県那須市の真言宗智山派の小島山金剛院長楽寺さんの三毛猫ミーコさんが多数ヒットしますが、もちろん別ニャンです。
ここから、丸井の2階にある裏口に続く路地にある桃園会館(中野区民活動センター)横にある桃園稲荷に行きました。
初詣2023❹桃園稲荷に続きます。
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