ナンバリング＆再公開です。

初公開：2023/02/06　15:00

Pixiv発、月刊コミックフラッパー（KADOKAWA／メディアファクトリー）連載のマンガです。

＜Pixiv＞

自分の作品（創作・二次創作の両方）をアップロードできる、イラストやマンガに特化したSNS。

ここで発表した作品で出版社にスカウトされて商業誌デビューした人、数知れず。

今やマンガ家・イラストレーターへの登竜門のひとつ。

見るからに怪しい風貌の若者ふたり。

が、実はいい人という「ギャップ萌えコメディ」です。

このジャンル、最近ですと同じPixiv出身の「極主夫道」とか、割とあるんですよねー。
シチュエーションコメディというのも、女性誌に連載中の「女の園の星」とか先発があるし。

だから目新しさが少ないわねー。

「極主夫道」©おおのこうすけ／新潮社

1月7日に最新刊（11巻）出ました。

アニメ化・TVドラマ化・映画化（現在公開中）されました。

なんて思いながら読み始めると・・・あ、新しいわコレ。

こんな見た目のふたりの「良い人」ぶりに嫌味がない。
あざとさが皆無で、単なるピュア（こんな見た目で）。

4ページの読み切り連作なので若干ギャグが尻切れトンボな感じの回もあるけど、おおむねいい感じ！にゆるふわ（こんな見た目で）。

黒づくめで長髪の方

元モデルらしい。

「殺人鬼の役に」と街頭でスカウトを受けるがめんどくさがって断る。

無職を弟に嫌がられたため、イヤイヤ喫茶店のバイト。

最近自転車に乗れるようになった。

子どもの頃「マジカルシャークガール」というアニメを見て以来サメが好き。

姉と弟がいる。

パンクな眉無し短髪の方

職業不詳。

SNSのハンドルネームは「ひめもり町のあんしんお兄ちゃん」

姫守市公式ご当地キャラクター・おばけコウモリのモリーくん公式FC会員。

自宅にシェルターがある。

妹がいる。

なんでも、紙のコミックス発売と同時に「ボイスコミックス」、つまり朗読劇版も同時刊行されたらしい。

モリーくん画像は作者（鬼澤馬勇氏※）Twitterより。
もはやどこがコウモリなんだか。

※おにざわまよ、と読むらしい。性別不詳。

このマンガが他のギャップ萌えマンガと違うところは、ギャップがあるのが主役だけではないことです。

普通のギャップ萌えマンガでは主役のギャップを引き立たせるために、脇役はだいたい見たまんまの人を配するのがお約束です。

ところがこのマンガでは、脇役どころか端役にまでギャップ萌えスパイスを効かせているんです。

新しい。
そう思った、マンガ読み〇十年のエンドウミリエ（仮名）でした。

その辺の細かいとこをご紹介する＜後編＞に続きます。