昨夜の夢の舞台は東京です。
私は虎ノ門駅前の、外堀通りにいます。

すると新橋駅方面から大勢の人が必死の形相でこちらに向かって走って来ます。

私はぶつからないようにとっさにビルとビルの隙間に隠れます。
何ごと⁉と固まっているとパトカーが走って来て

「謎の巨大ロボットが現れました。逃げてください、逃げてください」

と言います。

いや、逃げてって漠然と言われても・・・どっち方面に逃げればいいんですか？
ちゃんと教えて～～。

ロボットアニメ大好きな私には（ひと目みたい）という気持ちも沸いてきます。
そーっと首を出して新橋方面を凝視しますが、何も見えません。

上空からバリバリバリバリという音が響き、見上げるとごっつい自衛隊の戦闘ヘリ（アパッチとかコブラとかですね）が何台も何台も新橋方面に飛んで行きます。

道に視線を戻すと、いつの間にか群衆の数は膨れ上がって、押し合いへし合いになっています。

あれ？これ・・・やばくない？
群衆雪崩とか起きそうなんですけど？？

私は思わず目の前のビルの中に入ります。

虎ノ門の何ビル？と聞かれてもわかりません。
実在するビルに入ったかどうかもわかりません。

エレベーターホールには誰もいません。
私はやってきた上階行きのエレベーターに乗って、最上階（15階と表示されていた）を押します。

最上階に着くと、新橋方向（東）が見える窓がある会議室のような部屋には既に十数人の先客がいて、窓の外を指さして見えるの見えないのと口々に言い合っています。

私は背伸びをして彼らの後ろから新橋方向を凝視しましたが、やはり巨大ロボットなど見えません。

（ガセじゃね？）

すると先客が「あっ、あそこ！」と言って汐留のビルを指さします。
皆が一斉にその人の指さした方に異動します。

私は置いてあった折り畳み椅子の上に立ってそちらを見ました。
確かに黒っぽい煙が上がっているビルがあります。

しかし巨大ロボットはやはり見えません。

私は人の張り付いていない、霞が関方向（北）が見える窓の方に移動しました。

見下ろすと、外堀通りはもう真っ黒なくらい群衆で埋め尽くされています。

（どこにいるのさ、巨大ロボット？？）

と思ったあたりで目が覚めました。

☟画像はイメージです。
（神戸市にある鉄人28号のモニュメント）

©横山光輝