バレンタインデー>なのでヴァン・アレン帯について書く
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ジェームズ・アルフレッド・ヴァン・アレン
James Alfred Van Allen(1914~2006年)
アメリカの物理学者。
ヴァン・アレン帯の発見者。
画像はWikipediaより。
ヴァン・アレン帯
画像はgoo国語辞典より。
キョーミないわ~という方へ。
極地にオーロラが発生するのはヴァン・アレン帯の粒子があるためです。
オーロラには興味ありませんか?
※オーロラ画像は語源由来辞典より
バンアレン帯は地球の磁場に捕えられた陽子・電子からなる放射線帯で、有害な宇宙放射線を遮るバリアーの役割を果たしています。
28~27億年前、地球に磁場が発生し、あわせてバンアレン帯が生み出され、さらに大気により地球に直接降り注ぐ放射線が緩和されると、浅い温暖な海にも微生物が発生するようになりました。
(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構公式より抜粋)
「地球に生命が誕生できたのはオゾン層のおかげ」とよく言われますが、そのオゾン層の形成に貢献していたのが実はヴァン・アレンだったのです!
地上10~50km上空の成層圏にはオゾン層があります。
オゾン層は有害な紫外線を吸収し、人間をはじめとする生物を紫外線から守る非常に重要な役割を持っています。
バンアレン帯の形成で有害な宇宙放射線が遮られると、浅い海にシアノバクテリア(菌)が発生しました。
シアノバクテリアは光合成を行い酸素を吐き出しました。
その酸素は海水に溶けていきましたが、溶け切れなかった分が空気中に放出され、成層圏でオゾン層を形成しました。
オゾン層が有害な紫外線を吸収することにより、それまでは紫外線の届かない海中でしか暮らせなかった生物が陸に上がれるようになりました。
なんと、オーロラどころか我々ホモ・サピエンスの存在も辿って行けばヴァン・アレン帯のおかげだったのです!
ありがたやありがたや。
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