今日は何の日>3月31日:教育基本法・学校教育法公布記念日
1947(昭和22)年「教育基本法」と「学校教育法」が公布された日。
翌4月1日日から施行され、現在も続く学校教育「6・3・3・4制」が発足しました。
それ以前は尋常小学校が6年➡旧制中学校5年➡旧制高等学校3年➡帝国大学3年の「6・5・3・3制」でした。
6+5+3+3=17年
6+3+3+4=16年
実は戦前の方が1年長かったというのが意外ですね。
旧制大学は医学部のみ4年生だったので、医学生だけはトータル18年でした。
ただし「6・5・3・3制」は大学進学を目指すごくごく一部の子供の話で、大学を目指さない子は尋常小学校の後は2年生の高等小学校に行って就職という「6・2制」でした。
戦前の大学進学率は1%です。
戦前の大学の数は以下の通りです。
国立大学:帝大9校を含めて24校
公立大学:2校
私立大学:29校
日本全国に55校しかなかったんですね。
2022年の大学数は807校です。
偏差値は東大が72くらいで京大が70くらいだったそうです。
偏差値72=上位1%。
1%の子供しか進学しない中のさらに上位1%ですから、単純計算しても1/10,000の秀才。
その東大の中でも最難関は英文科だったそうです。
夏目漱石先生や芥川龍之介先生を輩出した科です。
なのに夏目先生は神経が繊細で胃潰瘍が持病、49歳の若さで病没。
芥川先生はやはり神経が繊細で「ぼんやりした不安」で35歳の若さで自死。
嗚呼もったいない。
この二大文豪は、二人とも「HSPだった可能際濃厚」と言われております。
話を「6・3・3・4制」に戻します。
戦後、アメリカに迫られて学制改革が行われたため、当然本家アメリカも国を挙げて「6・3・3・4制」ですよね?と思うところですね。
しかし実際にはアメリカには「6・3・3・4制」の州が多いものの、中には「6・3・4・4制」や「5・3・4・4制」「6・2・4・4制」の州もあるそうです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。