歯医者の治療費の相場とは?実体験編<後編>
<前編>はこちらです。
<前編のあらすじ>
大昔に治療した(詰めた)歯が2月に急に痛み出したエンドウ夫。
1年ぶりに会社の隣の歯医者に出向くも、高齢の歯科医は閉院していた。
深く考えず会社の近所の別の歯医者に新患として通い出した夫。
彼がある日「保険診療に縛られない、口腔内のトータルケアをお勧めします」と渡されたと言って持ち帰った見積書の内容は3コース、35万・70万円・120万円だった。
私 「何この金額…?保険適用で、っていうプランはハナからないねこりゃ?」
夫 「通い出してからわかったんだけど、自由診療がメインの歯医者みたいなんだ。
審美歯科もやってるみたい…」
私 「なんでそんなとこに行った」
夫 「会社(港区)から近かったんだもん。昼休みに行けたんだもん。看板には歯科としか書いてないんだもん。審美歯科って書いてないもん」
ふと時計を見ると、私のかかりつけ歯科医(新宿)の診療終了時間5分前。
大慌てで新宿の方に電話をかけてみたら、なんと院長ご本人が電話を取ったというウルトララッキー!
ここは院長+勤務医数名+歯科衛生士数名+受付2人。
電話をかけたら院長が出た、というのは15年以上ここに通ってる私ですら初体験でした。
超早口で院長に事情を話し、とりあえず一度診ていただけないかとお願いしました。
もちろん院長診療指名。
するとまたまたラッキーなことに、翌日の土曜の午前中に一枠だけキャンセルが出たばかりとかで、そこに入れていただけました。
当日の初診では40分以上かけて口の中をじっくり検査してもらった夫。
院長「うん、トータル5万円台でできるねえ」
私 「全部保険適用で?」
院長「もちろん、全部保険適用で」
私 「では、これ(夫がもらって帰ってきた他院の見積り35万・70万・120万)は何ですのん???」
院長「うちだって予算120万円でお願いしますと頼まれたら、できるよ?今ある差し歯をインプラントに変えて、銀の詰め物も全部保険の利かない真っ白いのに総とっかえして、それから、それから~~~」
私 「…それをやれば、あとは死ぬまで数十年間、メンテナンスフリーですか?歯医者と無縁の生活ができますか?」
院長「できません。保険の素材だろうが高い素材だろうがメンテナンスは必要です。一生ものの素材なんてまだ(この世には)ありません」
するとやり取りを聞いていた夫がきっぱりと言いました。
夫 「こちらでお願いします!」
帰り道、夫がしみじみ言いました。
夫 「会社近くの(港区の)歯医者はさ、何か俺が質問しても『後で答えます』『次回言います』って言うだけで、はっきり答えないんだ。でも今日の(新宿の)先生は何を質問しても全部即答なんだ。デキる人って感じ…」
そうだよ。
だからこの、くそ細かくてめちゃうるさいこの私が『名医だ』って褒め讃えて今までも何度も何度もあなたにも勧めたでしょうよ。
やっとわかったか。
しかし、歯科治療の相場って那辺にあるんでしょうね。
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