HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

いらっしゃいませ。お好きな記事へどうぞ。

         

A big chill is coming. Be sure to stay warm.Watch out for thermal shock.December is almost here.
寒波襲来です。暖かくお過ごしください。ヒートショックにご用心。もうすぐ師走です。

エルニーニョは男の子、ラニーニャは女の子(スペイン語)


エルニーニョ現象発生速報の記事でチラッと書きましたが


エルニーニョはスペイン語ではイエス・キリストのことです。



英語ではninoがboy、ninaがgirlに当たります。


そこに男性名詞に付く定冠詞の el が付いて el nino (エルニーニョ)になります。
英語にすると the boy。


女性名詞に付く定冠詞は la ですから、 la nina(ラニーニャ)はthe girl。


あれっ?と思われた方、そうなんです。


エルニーニョ現象とラニーニャ現象は、男の子と女の子という一対の意味なんです。


赤道付近の海水温が例年より高くなる現象がエル・ニーニョ。
低くなる現象がラ・ニーニャ。


ところで、欧米の言語では定冠詞を大文字にすると


the boy   男児(普通名詞)  ➡ The Boy 神の息子(イエス・キリスト)

the woman 婦人(普通名詞)  ➡ The Woman    聖婦人 (聖母マリア)


という意味になります。


もともとはクリスマスの時期に南米の太平洋沖を流れる小さな暖流を、発生時期にちなんでEl Nino(イエス・キリスト)と呼んだのが、いつの間にか「赤道付近の海水温が例年より高くなる現象」の名前に転化しました。


その後、真逆の現象「赤道付近の海水温が例年より低くなる現象」の名前を何と付けようとなった時に、


「Anti El Nino(エルニーニョの逆現象)」では「反キリスト」になってしまうではないか!
(それはまずい)ということで、


「 La Nina(女の子)にしておこう」となったらしいです。


言葉って、面白いですね。