お悔み>作家・平岩弓枝さん
作家の平岩弓枝さんが亡くなられました。
91歳でした。
女性の大学進学率が2%未満だった時代に日本女子大学国文科を卒業。
27歳で直木賞を受賞。
その後も吉川英治文学賞や菊池寛賞を受賞。
65歳で紫綬褒章、82歳で文化勲章受章。
代表作は連作時代小説「御宿(おんやど)かわせみ」シリーズ。
累計発行部数は1,800万部超え。
※日本では一般的に10万部売れると「ベストセラー」と呼ばれます。
記事にもありますが、弓枝さんのご実家は代々木八幡宮です。
鎌倉時代に鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請して創設された古刹です。
画像は公式より。
神域は渋谷区代々木(一部除外)、 富ヶ谷、上原、 元代々木町 、初台、西原、大山町、 神園町、神山町、松濤の一部と目黒区駒場の一部。
代々木総鎮守です。
すぐそばにある小田急線の駅名「代々木八幡」はもちろんこの神社に由来しています。
神社の正面鳥居のすぐ前には京王バスの「代々木八幡」バス停もあります。
神社の境内からは縄文遺跡も発掘されており、代々木八幡遺跡と呼ばれています。
現職の宮司平岩昌利(旧姓・伊東昌輝)さんは弓枝さんのご主人です。
宮司を継ぐために婿入りされています。
禰宜の平岩小枝(こずえ)さんは弓枝さんの次女です。
仲睦まじい画像はアエラドットより(2015年撮影)
神道の考えでは人は亡くなっても仏にはなりません。
成仏(極楽に行って仏になる)のために修行や供養(修行の手助け)をしなければならないという考えも全くありません。
成仏できない人は亡霊になるといった、ある種階級的な考えもありません。
神道の世界観に「あの世(天国や地獄)」は無く、故人は皆平等に御霊(みたま)と呼ばれる高次の存在となって自分の家の守り神の一員に加わり、永遠に子孫を守り続けるとされます。
そのためお悔やみの言葉に「ご冥福(あの世の幸せ)」などの仏教用語を使うのもふさわしくありません。
「平岩弓枝様の御霊のご平安をお祈り申し上げます」
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