競馬>ソダシの弟カルパ君デビュー記念企画❶ソダシの意味は?
ソダシ
葦毛(生まれたては濃灰色、成長するにつれて白くなる)ではなく生まれた時から純白の白毛馬。
アルビノと白毛馬の違いは目に色素があるかどうか。
アルビノはメラニン欠乏庄なので目にも色素がなく、血管が透けて見えるため赤目。
ソダシの目は暗褐色なのでアルビノではなく、白毛です。
父はクロフネ、母はブチコ(母の父はキングカメハメハ)という超良血のお嬢様。
母の母(お婆ちゃん)は同じく白毛のシラユキヒメ(父サンデーサイレンス)。
白毛の一族
シラユキヒメは白毛が全くいない血統から突然生まれた純白馬のため、突然変異とみられています。
シラユキヒメは12頭の子を産みますが何とその内の10頭が白毛。
内訳は牡4・メス6。
サラブレッドの白毛遺伝子の遺伝確率は5割とされるのに、10/12(83%)の子に白毛が遺伝してしまいました。
6頭生まれた牝のうちそれなりに有名になったのがユキチャン、マシュマロ、シロインジャー、ブチコ(ソダシのお母さん)など。
そのブチコの娘がこのソダシで、白毛馬初のクラシックホースに輝きました。
珍しい馬名「ソダシ」の意味は?
どこかの方言で相槌でも打ってるように聞こえる「そだしー」…
もとい、ソダシという名前はサンスクリット語(インドの古代原語。現在でもヒンドゥー教の礼拝用言語として現役)語源であると、馬主氏が自ら言ってます。
馬主が言ってるなら間違いない!というので、ネットではWikipediaを始め99.9%で
「ソダシはサンスクリット語で『純粋・輝き』を意味します」
と解説されています。
しかし、ソダシが最優秀3歳牝馬を受賞して一躍有名になった2021年に、Twitter(現X)上で下のような議論が巻き起こったことがあるのです。
「サンスクリット語をいくら調べても『ソダシ』って単語自体がないんだけど」
「そもそもサンスクリット語には単音の『ソ』が存在しないんだけど。長音の『ソー』しかないんだけど」
「サンスクリット語で純粋は『पवित्र(パヴィトル)』です」
「ネパール語のशुद्ध(スッダ:意味は純粋)と混同してないか?」
うーん。
私も試しにいくつかの無料翻訳ソフトで試したところ、確かにपवित्र(パヴィトル)しか出ませんでした。
謎めいた女、ソダシ。
6月の安田記念では2番人気の7着と惜しい結果でした。
自走は未定ですが、秋以降また活躍してくれることを期待しています。
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