HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

今日は何の日>8月20日:蚊の日(マラリア原虫発見日)


昨年は「交通信号設置記念日」をご紹介しました。


今年はこちらをご紹介いたします。


蚊の日


1897(明治30)英国の医学者・細菌学者ロナルド・ロス博士が羽斑蚊(ハマダラカ)類の蚊の胃の中からマラリアの原虫を発見したことにちなむ。


2022年12月公表のWHO「最新の世界マラリア報告」によると2021年は世界で約2億4700万人がマラリアに感染。
うち推計61万9,000人が死亡しています。
(厚生労働省検疫所公式より)


マラリア原虫画像はWikipediaよりお借りしました。


マラリア発生地域画像はマイコードよりお借りしました。



マラリアの病原体は単細胞生物であるマラリア原虫(Plasmodium spp.)です。


マラリアの語源は「悪い空気」を意味する古いイタリア語: mala aria)。
つまり1897(明治30)年にロナルド・ロス博士がマラリア原虫を発見するまでは「悪い空気によって起きる伝染病」と信じられていたことを意味します。


中世欧州ではたびたび感染症が流行し、大量の死者を出していました。
人々は感染症を恐れ、そしてその原因は「空気や水」だと信じていました。


特に全身を湯に浸す入浴は「湯から毛穴を通して体内に疫病が入り込む」と信じられ、入浴が禁じられた時代(5世紀~10世紀)もあったくらいです。


それ以降も、例えばルイ十三世(1601~1643年)が産湯を使ったのは7歳という記録が残っているそうです。


それまでは例え頭が更けだらけになろうが皮膚炎を起こそうが、油をすり込んだりしていたようです。


その息子「太陽王」ルイ十四世に至っては、入浴記録が1665年(27歳)の一度きりしか残っていないということです。


有名な話ですが「体臭は高価な香水を大量に使って」消していました。


それが19世紀末ギリギリ頃になって次々と


●ペストはネズミに寄生するダニに寄生するペスト菌によって起きる。
 有効な予防手段はネズミ駆除。
 ※1894(明治30)年、日本人の北里柴三郎博士が発見。


●マラリアはハマダラカに寄生するマラリア原虫によって起きる。
 有効な予防手段は蚊の駆除。
 ※1897(明治30)年、英国人ロナルド・ロス博士が発見。


という風に発見されていきます。



世界保健機関(WHO)は結核、HIV、マラリアを「世界三大感染症」と定めています。


全くの余談ですが、北里柴三郎博士は


「ペスト予防にはネズミ駆除が有効。ネズミ駆除には猫が有効」


と言って、一家に一猫を飼うことを強く勧めていたそうです。




一方、蚊の天敵はトンボ&ヤゴ(トンボの幼虫)、コウモリ、クモ、メダカなどです。


昨年ごろからリアルなトンボの形をしたブローチが


「殺虫剤も忌避剤も(要は化学薬品を)一切使わない、安心安全な蚊よけ」


として市販されています。


それについてはまた別記事で書きます。
ご期待ください。