HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

日本の蚊取りの歴史:❷時代はノンケミカル系!おにやんま君とあかねちゃん


こちらから続いています。




たき火でいぶす➡蚊取線香➡電気蚊取器➡携帯用電気蚊取器と進化してきた蚊よけの歴史にまた1ページ。


2021年に発売され、一部で相当バズった携帯用蚊除けアイテムが、これです。



人気が出たので遅れて「妹」まで出ました。


   ☟先行品(兄)          ☟後続品(妹)


薬剤を一切使っていない、身も蓋もなく言えば「ただのトンボのプラスチック模型」。


トンボは幼虫(ヤゴ)の時はボウフラ(蚊の幼虫)を食べ、成虫(トンボ)したら蚊(成虫)を食べる、蚊の天敵のトップスターです。


肉食昆虫といえば誰もが思いつくのはカマキリでしょう。


しかしトンボ類、特に日本最大種のヤンマ類もなかなかの捕食者(プレデター)です。


オニヤンマはその体の大きさから、蚊だけでなくハチやアブまで捕食します。
捕食量は一日に自分の体重の10%相当。


一方のアキアカネは身体が小さいためハチやアブはちょっと無理筋で、獲物は小昆虫。
つまりハエ・蚊あたりです。


獲物となる各昆虫は、トンボの姿を見るだけでも寄ってこないと言われています。


おにやんま君とあかねちゃんは、その「被捕食者の習性」を利用した、害虫忌避アイテム(アイデア商品)なのです。


Amazonなどでは中華製模倣商品が300円台で売られたりしていますが、ドラッグストアで売られている正規品は1体千円前後です。
(定価はおにやんま君が1,300円・あかねちゃんが880円・いずれも税抜き)


ハチも怖い人はおにやんま君、とりあえず蚊だけで大丈夫な人はお値段が7割弱のあかねちゃん、と使い分けができます。


詳細は公式でどうぞ。


発売元がアピールしている通り、破損や紛失をしない限り永久的に使える究極のエコアイテムです。


エコのためにマイバッグを持つ感覚で、いかがでしょうか。


欠点は「目立たない場所に付けると効果が低下する」ため「一番ド目立ちする場所に付ける」ことが推奨されていることぐらいです。



画像は上の公式よりお借りしました。

目立つ


蛇足の知識


カマキリも蚊を食べますが、蚊を介してハリガネムシに寄生されてしまうようです。


ではヤゴ(幼虫)時代にハリガネムシを食べるトンボは無事なのか?というと…


ハリガネムシはトンボに寄生してもトンボの中枢は操れないため、カマキリがトンボを捕食するのを待ち、宿主のトンボがカマキリに捕食されたらカマキリの体内に移り、カマキリを操るようです。


なのでお子様が飼育しているカマキリには、トンボはあまり与えない方がいいようです。