天然空耳ストだとしても、あの大声には参ったレンタルDVD屋事件
東日本大震災前の話です。
その日私は仕事帰りに職場に近い某レンタルDVD店を訪れておりました。
レンタルDVDチェーンとしては日本最大の、ほらあそこですよ。
私が借りたいのは「クンドゥン」というダライ・ラマを描いた映画でした。
1997年のアメリカ映画。
監督はイタリア系アメリカ人のマーティン・スコセッシ。
1997年といえば同じダライラマを描いた「セブンイヤーズインチベット」も作られています。
監督はフランス人のジャン=ジャック・アノー。
ただしこちらの主役は、ブラッド・ピット演じるオーストリア人。
そして日本では主に「ブラピが出てるから」と「セブンイヤーズインチベット」だけが大々的に話題になりました。
一方の「クンドゥン」は1998年の米アカデミー賞4部門にノミネートされたそうです。
ならば内容は「セブンイヤーズ…」より良質なのでは?と推測されます。
しかーし!!
出資者兼配給元のディズニーが中国から圧力(お家芸)をかけられてビビり、米国内公開を小規模にとどめてしまったことが影響し、日本では全然話題にもなりませんでした。
…という前知識を得て、ではDVDで観ようっと!とT屋〇〇店を訪れた私。
しかし、うまく探せず、レジにいた男性店員(若いにーちゃん)に尋ねました。
私 「『クンドゥン』という洋画を探してるんですが…」
店員「コン●ーム?(大声で)」
※実際には●部分も発音しています。
私 「は・・・???あの・・・『クンドゥン』です!」
店員「コ●ドーム?(さらに大声で)」
周りの客がこちらをチラ見し始めました。
私 「え?あ・・・ちょ・・・(焦)」
店員「コンド●ム?(ダメ押しかよ)」
さすがに他の店員が気付いて、慌てた様子でやって来ました。
別店員「どうなさいましたか?」
私 「『クンドゥン』っていう映画だって言ってるんですけど・・・ダライラマの・・・(汗)」
別店員「あっ、ございます!こちらです!」
何とか借りれましたが、レジに戻ると例の店員は何事もなかったかのように知らん顔をしていました。
セクハラだったらあんな大声は出さず、逆にコソっと耳打ちしてくるかな?と思いますので、おそらくは天然なんでしょう。
私もパレイドリアン(空目スト&ソラミミスト)なので、空耳多発体質までは理解できます。
しかし、あの大声は理解できない。
失礼しました(てへぺろ)の一言もなかったことも。
やっぱり、心の片隅では多少なりとも面白がってなかったか???にーちゃん!
そこはかとなく薄ら気持ち悪さを感じた私は、次の会員証更新をしませんでした。
「クンドゥン事件」がきっかけで、T屋からG屋に鞍替えしてしまったのでした。
そのG屋の会員もそのうちやめ、主に映画は試写会とアマプラで観るようになりました。
しかしコロナで試写会が中断されて以来、専らアマプラOnlyです。
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