今日は何の日>1月13日:咸臨丸出航記念日
昨年は「東京が一番寒かった日」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介いたします。
咸臨丸出航記念日
咸臨丸は江戸幕府海軍が所有していた練習用軍艦です。
1855(安政2)年年に幕府がオランダに建造を発注。
1857(安政4)年に完成して長崎に納品されました。
木造の蒸気軍艦で、原名はJapan。
まんまやな。
オランダ語読みではヤパン、英語読みではジャパン。
1860(万延元)年に、日米修好通商条約の批准書を交換するため、日本から遣米使節団が派遣されることが決まりました。
正使一行はアメリカ海軍艦ポーハタン(南北戦争用に建造された)に乗艦することになりましたが、米国から別船一隻は日本側が用意するよう要望され、選ばれたのが咸臨丸でした。
咸臨丸には勝海舟、福澤諭吉、中浜万次郎(ジョン万次郎)などが乗り込みました。
画像はサライよりお借りしました。
そして品川港を出港したのが1860年1月13日(旧暦)だったというわけです。
アメリカから帰った後は1868(慶応4)年の戊辰戦争にも参加します。
その後h北海道への物資運搬船に転身。
しかし1871(明治4)9月20日、仙台藩片倉小十郎とその家臣団を乗せて箱館経由で小樽に向かう途中、木古内町のサラキ岬沖で座礁。
乗員400人余りは地元の人たちにより全員救出されましたが、咸臨丸は破船沈没。
今もサラキ岬沖の海底に沈んでいます。
サラキ岬に建つ「咸臨丸終焉の地」の案内板。
画像はWikipediaよりお借りしました。
咸臨丸のモニュメントと、建造国がオランダということで植えられたチューリップ。
こちらの画像は、いこーよからお借りしました。
現在チューリップは約60種5万本にまで増え、毎年GW頃には「サラキ岬チューリップフェア」が開かれているそうです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。