「ふるさと納税、もちろんやってるでしょ？」

「どこ（の自治体）が一番良かった？おススメは？」

などと、さも当然のように聞かれることがたまにあります。

「我が家ではやってません。やらないことにしています」

と答えると

「うっそ～」

と、（バカじゃね？）が喉元まで出かかって、もう見えとるわ…な反応が返ってくることもあります。

ええ、ええ。

私は夫から「どケチ」と言われるくらい倹約好きですよ。

駅二つくらいなら歩きますよ。（東京は駅と駅が近いもので）

このスーパーはあと30分待てば刺身を半額にするとわかっていたら、本屋で30分時間潰します。

間違ってもコーヒーショップなどでは時間を潰しません。
それじゃ節約になりませんから。

そんな私がふるさと納税をやらない理由が、まさに上の記事です。

東京都は47都道府県中唯一、ふるさと納税に反対を表明している自治体です。

つまり東京都だけがふるさと納税制度に参加していません。

そのため住民税が減る一方で、行政サービスの予算不足からサービス低下が懸念されているというのが上の記事です。

私は東京都に住んで東京都で働き、東京都の無料施設を使わせてもらい、東京都の各種行政サービスを受けております。

であれば住民税くらいは散々利用している東京都に払うのが筋だろうという考えから、ふるさと納税を利用していません。

我が家は子どももいませんから、各種手当や最近増えた各種支援金助成金関係は全くもらえませんけど、それでもそう思っています。

そういえば昔、上京したての頃、三代続く江戸っ子の家系とやらを鼻にかけすぎる同僚が

「今の東京は、地方から出て来たくせに都会人顔する人ばかりでうざい。正月には一斉に帰省するから渋滞も無くなるし、空気がきれいになるから本当にホッとする。皆Uターンしたまま戻って来なければいいのに」

と言ったので、本気で言い返したことがあります。

「東京都の人口の9割は地方出身です。人口の9割が消えたら税収も9割減ります。
行政サービスは全部無くなるでしょうから、ゴミは全部自宅で燃やしてください。
あ、残った1割が10倍住民税を払えば維持できるかもですね。頑張ってください。
三代続いてたら都心に土地を持ってるのがご自慢でしょうけど、人口が9割減ったら土地の価値も下落しますね。自慢の種がひとつ減りますね」

その人は

「あなた東京タワーに上ったの？やだー、私はないわあ。東京生まれの東京育ちのヒトは東京タワーなんて行かないのよ」

とかも言ってましたね。

＼　東京タワー？？／
　＼ないわ～www／

　　　　　　　　／高所恐怖症？＼
　　　　　　　／　ただの出不精？＼

最後に。

所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税、酒税、たばこ税、自動車重量税は国税です。

住民税、事業税、固定資産税、地方消費税、自動車税は地方税です。

教育、福祉、消防・救急、ごみ処理など、身近な行政サービスは全て地方税で賄われています。