日テレ「動物のお医者さん」ドラマ化でも原作者軽視をやっていた…(前編)
マンガ「動物のお医者さん」とは
佐々木倫子(64)執筆の少女漫画。
1987~1993年白泉社「花とゆめ」(白泉社)に連載、全119話。
社会現象と呼ばれたほどのブームを巻き起こす。
- 日本ではほぼ知られていなかったシベリアンハスキーの飼育数が爆増。
- 偏差値が高く少数精鋭受験だった北海道大学獣医学部への志望者数が爆増。
- 他の大学の獣医学部への志望者も激増。
- 結果、獣医師及び全国の動物病院(開業獣医師)も激増。
2020年5月時点のコミックスの累計発行部数は2,160万部突破。
※花とゆめコミックス全12巻、白泉社文庫版全8巻、愛蔵版全6巻の合計。
2003年にはテレビドラマ化された。主演は吉沢悠。
今年1月からコミックス新装版の発売開始。
ドラマ「動物のお医者さん」(テレ朝)とは
「何で二階堂が頭半分もハムテルよりでかい(身長が高い)んじゃ」
「ハムテルの髪型が違うぞ~」
- ハㇺテル役=吉沢悠:175㎝
- 二階堂役 =要潤 :185㎝
と思わず突っ込んだ以外は、動物タレントに至るまでほぼ完璧に「マンガから抜け出したようなビジュアル」の俳優が揃えられました。
「チョビ(犬)は本人が演じております」レベルの再現度。
人間の俳優の中では「二大理系不思議ちゃん」菱沼聖子役の和久井映見さんと漆原教授役の江守徹さんがほぼ「役柄が憑依していた」。
菱沼聖子とは
- ハムテルや二階堂の先輩で北大大学院生として登場、博士号を得て大企業の研究職に就職。
- といった具合で頭脳は極めて優秀だが出力が致命的にトロく、体質からして既に不思議ちゃん。
- かなりの美人でスタイルも服のセンスも良いのに、いわゆるセックスアピールは皆無で、彼氏いない歴=年齢。
このテレビ朝日によるドラマ版は、制作から20年以上経った今でも
「原作再現度が高すぎる神キャスティング」
と呼ばれ続けています。
翻せばそれだけ「原作イメージとかけ離れた大人の事情キャスティング」が当たり前になっているのが日本…とも言えます。
さて、そんなドラマ版が、実は日テレが先に企画して堂本光一をハムテル役に据えていた。
しかし直前まで原作者(佐々木倫子氏)にドラマ化の進行を知らせていなかったため、トラブって企画が流れた、とすっぱ抜いたのが冒頭に貼った女性自身の報道です。
亡くなった芦原妃名子さん=「セクシー田中さん」原作者は、たぶん同じことをやられて断れず、条件付きで承諾したものの守られず、とうとう悲劇的最期を遂げられました。
佐々木倫子さんは、突っぱねたんですね。
「堂本剛ですよ、ジャニーズですよ。もう脚本も進んでるんですよ!」
みたいなやり取りがあったんじゃないかと想像してしまいます。
ちょっと長くなってきたので後編に続きます。
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