「もののあはれ」(高校古文)すら間違う川勝静岡県知事の知性とは?
「切り取りハラスメントを受けた」
と被害者発言した川勝静岡県知事。
どこが切り取りだと問題となった訓示を、全部読んでみました。
上に貼ったものです。
結論:全然切り取りじゃない。
全文を読むと、この人の頭脳・知性の高くなさがよくわかる。
ダラダラダラダラと無駄話ばかり多く、起承転結もなければメリハリもない駄スピーチ。
しかも今回は職業差別部分が酷すぎるためスルーされていますが「もののあわれ」を「他人に憐れみをかける」という意味で使っている。
これは高校の古文の授業で「いとをかし」と並んで「現代語で解釈すると間違う要注意単語」と習うやつ。
「もののあはれ(物の哀れ)」
外界の事物に触れた時に、無意識に内側から湧き上がるしみじみとした情緒・感動。
平安文学の美的理念。
現代語で言うと「エモい」。
ところが上の全文で川勝氏はこう言っています。
>人に情けをかける、物の憐れを知ると昔から言われますけれども、人に情けをかけることは、情けは人のためならずという言葉がありまして、つまり人のために助けるんですけれども、結果的には自分のためになっているということが多いのです。
(原文ママ)
高校古文の初歩の初歩すら間違えておいて、自分は「頭脳・知性が高いシンクタンクの長だ」と威張りなさる。
そしてこうも言うわけです。
>毎日毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいは物を作ったりとか、ということと違って、基本的に皆様方は頭脳、知性の高い方たちです。
(原文ママ)
↑どこが切り取り?まんまじゃないですか。
これを「切り取りダー」「マスコミの切り取りハラスメントダー」と言うのは、ほんの数件の冤罪を盾にして「痴漢事件は全部冤罪ダー 陰謀ダー」「痴漢被害者の女は全員嘘つきダー」と騒ぐ冤罪厨と同質。
しかも辞めるのならすぐに辞めりゃいいものを、6月と言う。
私には「それまでに誰かが引き止めてくれて、撤回!という流れを狙ってるだろう」としか思えませんでした。
今までもトンデモ失言を繰り返しながら再選(しかも圧勝とか)を繰り返していますから。辞めるぞと脅せば周りが止めると思ってますよね?
↓過去の失言の一例。
世間からは「6月にボーナス貰うまではいるつもりか!」という声も出ています。
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