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今日は何の日>9月7日:絶滅危惧種の日 Threatened Species Day


一昨年は「の日」をご紹介しました。



昨年は…オーマイガッ!
昨年は9月7日の「今日は何の日」を書き忘れていたことに、過去記事検索をして今初めて気が付きました。


うわあああああ。


やっちまったーーーーーーー。



気を取り直して、今年はこちらをご紹介いたします。


絶滅危惧種の日 Threatened Species Day


1996(平成8)年にオーストラリアで制定されました。


1936(昭和11)年9月7日、オーストラリアの動物園でフクロオオカミ(別名:タスマニアンタイガー/フクロネコ目の肉食有袋類)の最後の個体が死亡、同種が絶滅したことに由来。


オーストラリア国立映像・音声アーカイブ(NFSA)は、2020(令和2)年05月19日にこの最後のフクロオオカミの映像資料(一部カラー化)を一般公開しました。



カラー化画像はハフポストよりお借りしました。


        



フクロオオカミはかつてはオーストラリアに広く生息していました。


東アジアから移動してきたオーストロネシアン※¹がオーストラリア本土に住み着き始めると、彼らが帯同してきたディンゴ(タイリクオオカミ亜種・一旦家畜化されたものが豪に連れて来られて再び野生化)との生存競争に負け、約3000~2600年前に絶滅。


ディンゴが入り込まなかったタスマニア島だけに辛うじて生き残っていました。


しかし18世紀頃からヨーロッパ人の大量移住が始まると、彼らが持ち込んだ家畜を捕食するため駆除対象となり、絶滅に追い込まれました。


※²:オーストロネシアン(アジアン・モンゴロイド)


約6千年前に中国南部から台湾へ渡り、台湾先住民となる。

さらに卓越した航海技術を駆使して台湾を起点に西はマダガスカル、東はイースター島、南はニュージーランドまで広大な範囲に分布を広げる。

一部は約5千年前にオーストラリアにも渡り、約6万年前に東南アジアからオーストラリアに渡って定住していたアボリジニ(オーストラロイド=オーストラリアン・モンゴロイド)と混血。


しかし近年になってタスマニアでフクロオオカミの目撃情報が頻発しておるため、ひょっとしたらごく少数が生き延びている可能性もあります。


かつては絶滅したと思われていたシーラカンスが、実は生き残っていたという例もあります。


国際デーに昇格はしていませんが、現在では世界中で絶滅危惧種に対する理解を深めるためのイベントが開催されています。