旧洋館御休所と旧御凉亭(台湾閣):新宿御苑無料開放日(昭和の日)其の❸
この記事から続いています。
旧洋館御休所
皇族専用休憩所として1896(明治29)年に建てられた木造洋館です。
1909(明治42)年に増築、1924(大正13)年に改修されています。
1945(昭和20)年の東京大空襲でも被災を免れた貴重な建造物ですが、戦後~1996(平成6)年まで公園事務所棟に使用されていたというから驚きです。
2001(平成13)年に1924(大正13)年改修時の姿に戻すべく改修工事が行われ、完了後に国指定重要文化財に指定されました。
コロナ禍による御苑全体入園人数制限中は公開休止。
コロナ明け後、今度は再改修工事のため2023年8月から2024年11月まで公開が休止されていましたが、2024年11月から再開されました。

中はこのような感じです。



旧御凉亭(台湾閣)
昭和天皇御成婚(1924/大正13年1月27日・当時はまだ皇太子)を記念して、当時の台湾在住邦人有志の寄附により1927(昭和2)年に建設されました。
この御成婚は当初1923(大正12)年11月に予定されていましたが、9月1日に関東大震災
が起きたため少しだけ延期されています。
中国南部・福建省に特有の閩南(ビンナン)式建築です。
閩南(ビンナン)は福建の別名です。
台湾人口の7割が閩南人(福建省南部出身の漢民族の一種)です。

ツバメの尾のように端がピンと跳ね上がる特徴的な屋根は「スワローテイルリッジ」と呼ばれます。
リッジ:山の尾根のこと。建築では「屋根の最も高い部分」を指す。
中は人が多数写り込んだため、フォートラベルより画像をお借りしました。

池を眺める展望所のため、池側には壁がありません。
池の名前は特にないようです。

池の脇の藤棚はほとんど花が終わっていました。

現在は旧洋館御休所の中に置かれているこの年代物の象嵌の家具は、元はこの台湾閣の中に置かれていたものだそうです。
雨風が入り込み放題の壁なし(屋根だけあり)の所に長年置かれてもこの程度の痛みようとは、驚きです。

バラ園はまだ一部咲きだったのでチラ見で済ませ、今が花期の朴の木などを巡りました。
もう一度だけ続きます。








このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。