再)病気/怪我>乳がん>乳がん検診>マンモグラフィ過信への警告
初公開:2021/6/24 11:00
こちらもまだあまり読まれてなかった頃の記事です。
大事なことだと思うので、新しい読者様がたにむけて再公開です。
よろしくお願いいたします。
🙇♀️ 🙇♀️ 🙇♀️ 🙇♀️ 🙇♀️ 🙇♀️ 🙇♀️
突然ですが、がんの定期健診は大切です。
私の乳がんが見つかったのも、年イチの定期健診でした。
そして、特に女性の方に言いたい。
乳がん検査では、
マンモグラフィを過信しない方が良い。
さすがいらすとやさん。だいじな所のぼかし方がうまい。
でもおおむねこんな感じのものです、マンモグラフィー。
日本はやたらとマンモグラフィ(乳房専用X線)検査)推しです。
私はマンモグラフィがどうしても嫌いで、自分の意志でエコー(超音波)検査を選んできました。
男性にはご理解いただきにくいかもしれませんが、それはそれはとんでもなく痛いんです。
中には「さほど痛くなかった」とおっしゃる女性もいますけど。
痛覚の感受性も人それぞれですから。
しかし、病院によってはエコー検査をやっていない所もあります。
マンモからエコーに変更可能な病院でも、
「嫌いでも、3年に1度くらいはガマンしてでもマンモも受けた方がいいよ」
と医師に言われたり。
厚生省がマンモ推しですから、医師もガイドラインに従うわけです。
しかし。
私は、2016年春に某健診センターの乳がんエコー検査で、右側に3ミリ大ほどの影が見つかりました。
検査翌日にさっそく緊急電話で「今すぐ病院来いやあ!」と呼び出され、ガン専門病院を紹介され、精密検査を受けました。
精密検査はまずマンモグラフィ検査でしたが、きれいさっぱり何も映りませんでした。
そこでエコーの再検査を受けると、何と!
同じ右側の、最初の影から120度の方向に、更に小さい1〜2ミリ大の影が新発見。
ここで医師がカミングアウト。
「実は、
マンモグラフィは、乳腺密度が高い人には向いてない んです。
乳腺が邪魔になって、小さな影は映らないんですね」
え⁉️
さらに医師は続けます。
「日本人女性は欧米人に比べて乳腺密度が高くて、マンモに向かない人が多い んです」
・・・は⁉️
厚生省がマンモ推しだから、毎年マンモだけ受けて満足してる人が大半ですよね⁉️
(私のようなへそ曲がりを除いて)
「もう少し(腫瘍が)大きくなったら、マンモグラフィにも映りますよ」
遅くない⁉️
どうも、
- 欧米人女性は一般的に乳腺密度が低い
- そのためマンモグラフィが非常に有効
- その有効データが日本に輸入され
- 日本(政府)もマンモグラフィ信者に
といった感じのようです。
そしてダメ押しに最終兵器(一番有効な診断方法)のMRI(磁気共鳴画像診断)検査を受けたところ、なんと左側にも新発見。
今度も1〜2ミリ大。
非常に珍しい左右同時発生。ということで、両切除手術となりました。
※実際はそのあとさらに「組織診(針生検)」という拷問のように痛~~い検査などがもう少しありましたが、痛すぎるので割愛。
(描写したら読んでもらえないと思うほどエグい)
しかし、腫瘍の数が多かった割に、どれもで極小サイズでの超初期段階の発見だったため、幸いステージ1。
術後経過もほぼ順調。今年8月に5年生存クリア❗️しました。
しかしあの時、素直にガイドラインを真に受けマンモグラフィだけ受け続けてたら・・・。
というわけです、女性のみなさん。
何も、この私ほど懐疑的になれとは言いません。
正直、人に「疑いすぎ」と言われます。性格悪いんじゃ?と思われます。
でも、時々は常識やらガイドラインやらを疑ってみましょう。
「10年前、20年前は常識。今では非常識」
になってる事柄など、枚挙にいとまがないほどあるのですから。
男性のみなさんも、大切な奥さま/お嬢さま/お母さまがどういう検査を受けているのか、把握しておくのがよろしいかもしれません。
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