夫の話>離婚の危機もあったという話❶きっかけはバカボン
どちらかといえばカカア天下のエンドウ家(仮名)。
今のところは円満夫婦ですが、過去には離婚の危機もありました。
私が乳がん手術をする前年、2015年の暮のことです。
夫はいわゆるホームシックにかかっていました。
引き金はバカボンだったそうです。
赤塚不二夫の天才バカボンではありません。
彼の勤務する中堅企業の次期社長候補。
つまり現社長のご子息のボンボンです。
彼は、かなり温厚なうちの夫をして
「バカボン」
と愚痴らせるほどの逸材らしいのです。
入社したと思ったらあっという間に課長。
同族企業なんですよ。
社長と副社長は兄弟だし、役員の苗字が全部同じ系。
何の業績も立てずに超スピード昇進して程なく部長。
そして彼の直属の上司になっちゃったらしいんですね。
「何もしないならまだマシだけど、できないくせにやろうとして、部課中を振り回すんだよ」
と夫。
そして、振り回され過ぎて嫌気がさした時に、ふと
「あーこんな会社もう嫌だ。辞めて祖国に帰りたい」
と思ってしまったらしいんですね。
そしてそれを祖国の友人数人にメールで愚痴ったら
「帰って来い。仕事は紹介するから心配するな」
「奥さんが付いて来ないんなら、再婚相手だって紹介したる」
とグイグイ背中を押されたとかゆうんですわ。
そんなおり彼のお母さんに大腸がんが見つかりました。
ママっ子の彼は心配ゆえに更に帰国願望が強まります。
夫は遠回しに探りを入れることにしました。
夫「あのさ、あなた、例えばさ、リタイア(定年)後とかに俺の国に住みたいと思う❓」
それに対し妻ミリエ(仮名)は即答してしまいました。
私「思わないな。いつ政情不安になるかわからない国だもの。あなたが日本に永住したいって言うからこのマンションも買ったし」
夫は
(離婚して帰国するしかないか〜)
と思ったそうです。
「どうしたの❓何かあったの❓」
と聞くべきだったんですね。
長くなってきたので続きます。
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