報道>宇宙開発と環境問題>ウイリアム王子に賛同できないこと
昨年の記事2021/10/15
ウィリアム王子が民間の宇宙開発企業による宇宙旅行に参加する大富豪たちを
「地球を離れるのではなく、地球を救うことに集中すべき」
と批判した。
(中略)
「有能な頭脳と精神の持ち主は次のすみかとなる場所を見つけに行くのではなく、この星を修復する試みを努力をすべき」と語り、宇宙開発に費やされる莫大(ばくだい)な費用や人材を地球環境のために使って欲しい」
との願望を明かした。
(上記記事本文より抜粋)
直接批判されたわけではないですが、この人も批判対象となった
複数の大富豪の一人:前澤社長。
色々な意見はあってしかるべしですが、賛成か反対かで言えば私はこの考えには反対です。
おそらく数百年前も同じことを言う人はいたのではないでしょうか。
恐ろしい海の向こうに新しい世界を探すなど、馬鹿げていると。
有能な頭脳と精神の持ち主は次のすみかとなる場所を見つけに行くのではなく、この国をより良くする試みを努力をすべき、だと。
ではコロンブスやバスコ・ダ・ガマがやったことは人類の役に立たなかったのでしょうか❓
そんなことはありません。
植民地拡大により世界で一番利益を得たのは他でもなく英国の支配階級でしょう。
王子のご先祖さまも、植民地政策で大いに潤って今の富を得たはずです。
また、今すぐ即効性のあることや自分の立ってる足元を固める以外のことは全て無駄と言い出したら、世界中の研究者がやっている研究の相当数が無駄なことになります。
それは、ひいては人類の知的好奇心の半分を否定することになりかねません。
大富豪が莫大な富を宇宙旅行で一瞬で使い果たすのが気に食わないというのならば、まず英国内の一定以上の大富豪の所得税を99.99%くらいに上げてみたらいいんじゃないでしょうか。
残りの0.01%で生活していただけば宇宙旅行には行きたくても行けないでしょう。
その際はもちろん先に英国王室の財産も99.99%は国庫に寄付して、バッキンガム宮殿も王冠も全て売却して売上は全部環境対策費にするくらいの手本は必要でしょう。
自分は城に住みながら、個人の可処分所得(要は小遣い)の使い道にまでいちいち文句をつけるような発言では「北風と太陽」効果(反発)しか得られないと思いました。
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