鳥類で一番潜水能力の高いのは、ペンギンです。

測定された最高数値はエンペラーペンギン（コウテイペンギン）の563mです。
もちろん素潜りですよ。

人間は色々な潜水機材を付けて332mです。
全く何も装備をつけない素潜りの世界記録は122mだそうです。

ペンギンは潜水能力と引き換えに飛翔能力を捨てたほどのプロフェッショナルですが、
中には普通に飛翔能力を有していながら数十m潜水する鳥がいます。

羽が邪魔になるだろうに。

この「困った顔」が特徴のパフィン（和名：西角目鳥／シツノメドリ）は、魚を捕るために50mも潜水するといいます。

確かに、邪魔になるであろう羽は短めですね。

欧州北部、アイスランド周辺に生息する鳥です。

羽が小さめなのに対して頭部は大きめ。
特に嘴が巨大なのは、せっかく苦労して何十mも潜ったからには一度になるべくたくさんの魚を咥えて上がりたいからです。

アイスランドでは昔は食用に狩猟されていたそうですが、その割には人間をあまり怖がらないおっとりした性格なのだそうです。

👇このくらいは一度に捕りたいですよね〜。

日本の動物園では一ヶ所でしか飼育されていません。

その唯一の動物園である那須動物王国でも、ペンギンと同じ浅いプールでの飼育のため
50m潜水を見ることはできません。
※普通に潜水して泳ぐは見れます。

本当に色々な鳥がいて興味が尽きません。

画像は1枚目2枚目：那須どうぶつ王国、3枚目：Guide to Icelandより。