雑学>謝罪の手土産>謝罪は難しいな〜という話
例のお騒がせ女優M居K代さんが、謝罪の手土産でさらに激おこ、というのが芸能ニュースになってますね。
昨日某人気ムラゴンブロガーさんもさっそく取り上げておられましたが😅
謝罪訪問の手土産が虎屋の小型羊羹だったのが怒りの火に油を注いだらしいです。
私はM居K代さんを擁護するつもりはこれっぽっちもございません。
貰い物に文句を言うのはマナー違反です。
貰い物が気に入らなければそっと捨てるか、他の人に横流しであげてしまえばいいのです。
SNSでわざわざ「桐箱入りの方を持って来い」と吠えるのは異常です。
なので今回は
「頑固なお年寄りに謝罪の手土産を持って行く場合の品物選びのマル秘豆知識」
という、ごく一般的なことを書きます。
「謝罪のマナー」などというものを読むと、
「なぜ虎屋の羊羹は謝罪手土産の定番になっているのか」
という記載があるものをチラホラと見受けます。
それによると、こういう理由があるそうです。
「虎屋の羊羹は非常に重みがあるため、それが『失態を重く受け止めております』という意思表示になっていると解釈されています」
例えばこの「虎屋竹皮包」(大型羊羹)2本セット定価6,264円の総重量は1.88kgです。
一本900g😅
これが鶴屋八幡の「羊羹詰合せ2本組」になると1.1kgとグッとライト級になります。
虎屋のヘビーさ加減がわかります。
これに対し虎屋の小型羊羹(虎屋では一口羊羹とかミニ羊羹とは言いません。あくまで小型羊羹です)は1本の正味重量50g(包装紙込重量55g)です。
また虎屋公式では絶対に使われていない単語ですが、ショッピングサイトによっては「お手軽に召し上がれます」という説明をしているところもあります。
さてこの虎屋の小型羊羹、一番大きな詰め合わせセットは24本入りで税込7,344円と竹皮包2本セットを上回ります。
しかし総重量は1.56kgと、2本セットより軽いのです。
というあたりがM居K代さんに格好の「文句言う口実」を与えたのだと推測します。
一応ご本人のブログにも書かれています。
「ミニ羊羹は『ちょっと気持ち』の時だ」
もう一度言います。
私は決してM居K代さんに賛同も擁護もしてはおりません。
ただ、皆さんの周りにもきっと1人か2人はいる、昭和生まれの「頑固GGI&頑固BBA」の思考回路を説明するために書いております。
頑固な年寄り向けの手土産(特に謝罪手土産)は、ダサかろうが古かろうがもう飽きてようが、セオリーに忠実が無難。
アレンジしたら逆効果。
M居邸に、気の進まなかったであろう謝罪に行かれた方も、
「謝罪手土産の定番は虎屋の羊羹」
という知識があったのなら、もう一歩踏み込んで
「大事なのは何よりも第一にその、ヘビー級の重量」
だということまでご存知だったら
「謝罪したのにまたさらに罵詈雑言の追撃を受ける」
という二次被害は、もしかしたら防げたかもしれません。
え❓そんなのダジャレだって❓そうですよ。
ジジババの世界はダジャレワールドなんです。
以前(今年1/9)ご紹介した新橋の新正堂の「切腹最中(もなか)」も
「腹を掻っ切ってお詫び」というダジャレで謝罪土産の新定番に躍り出た商品ですから。
それから、謝罪土産にのし紙をかける場合は
❶のし絵が付いてない
❷水引は結び切り
が鉄則です。
画像は三越伊勢丹公式より。
変なサイト見ると下のような間違い画像が出てくるので要注意。
👇これは使っちゃダメ、ゼッタイ❗️な方。
M居K代さんにひとこと突っ込むとしたら
「虎屋の高級羊羹は桐箱ではありません」
でしょうか。
虎屋の高級羊羹木箱入りは「杉箱」です。
素材はスギ。
銀魂でもネタになったなあM居棒。
©️空知英秋/集英社
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