エビの仲間>ヤドカリ:どうやって他人の貝殻に身体を合わせているのだろう❓
ヤドカリ(宿借)
十脚目(またの名をエビ目)ヤドカリ上科 の中で、主として巻貝の貝殻に体を収め、貝殻を背負って生活する甲殻類を指す。
画像はガジェット通信より。
ヤドカリは生まれながらには殻を持たず、死んだ巻き貝の殻などを利用します。
自分の殻ではないので体の成長に合わせて大きくなってはくれません。
なので次の殻を探してリハウスします。
普通の貝は孵化したての幼生の頃から貝殻の形成を始め、体の成長に応じて殻も大きくなります。
👇「アサリの一生」
マルハニチロ公式より。
しかしヤドカリの幼生はある程度成長して「稚ヤドカリ」と呼ばれるようになるまでは裸で過ごします。
幼生の姿はエビに似ています。
(エビ目ですからね)
👇画像は3点とも千葉県立海の博物館より。
ゾエア幼生
ヤドカリの成体の体のつくり。
左:完全な成体(もうリハウスの必要なし)
右:ようやく殻を背負ったばかりの幼体(これから何度かリハウスするよ)
👇画像は沖縄の美ら海(ちゅらうみ)水族館より。
しかし他人の貝殻を背負っているだけ(貝のように貝柱で貝殻にくっついていない)となれば、どうやってしっかりと背負えているのか❓
と思いませんか❓
思っちゃう人は一定数い流ようです。
すさみ町立エビとカニの水族館(和歌山県)が
「完全シースルー貝殻をヤドカリに与えてみる」
という実験をやってました。
かなり深くまで潜り込んでしっかりとホールドしています。
しかし、時折ネット上で画像を見かける
「運悪く貝殻が見つからず仕方なく蓋などを背負っているヤドカリ」
は逆にどうやって長い体をフィットさせているのでしょうか❓
画像はまとめニュース&ゲットニュースより。
まだまだ疑問は尽きません。
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