報道>一部の小学校の「あだ名禁止」に思うこと
※この記事はわざとリアルタイムではなく少し間を開けて書きました。
一部の小学校がいじめ防止などの観点から
「あだ名禁止」
「苗字+さん付け限定」
を決定したという報道がありました。
ネット上では
「一律はおかしい」
「そんなものでいじめが減ると考えるのは短絡的」
「近親感がなくなる」
みたいな反対意見が意図的に多く取り上げられていた感じです。
実際は賛成と反対はそんなに大差ないのに。
しかし、私は小学校低学年の時に嫌な思いをしたのであだ名が嫌い。
もし今現役小学生だったら、あだ名禁止の学校に行きたいくらいです。
というわけで賛成意見を展開いたします。
私の通った小学校は田舎の公立校。
創立が古いため歴史はありましたが、品格があったかというと疑問です。
そこでは一部のいじめっ子気質の悪ガキ男子と、ステルスいじめっ子女子(先生の前では優等生を演じるのが得意な女子のボス)が消極的な子や気に食わない子に容姿いじり系の嫌なあだ名をつけてその子が嫌がるのを見て喜ぶといったことが行われていました。
例えばぽっちゃりした子は「ブーコ」痩せてる仔は「ガリガリ君」みたいな。
それを面白がる教師もいるといったていたらく。
それでも上の例のようなわかりやすい「本人にとっては嫌なあだ名」は、一般的にも
「それは嫌だよね」と理解されやすいでしょう。
しかし問題は「悪意は介在しないけど私のセンスじゃない」系の方です。
高学年になると、さすがに上の例のような幼稚なないじめっ子は減っていきます。
代わりに私に付けられた悪意のないあだ名が、名前をもじったものでした。
一応ここではエンドウミリエ(仮名)を名乗っているので、それでいうと
「エンエン」
といった感じのものです。
実は私はこれが実に嫌いでした。
延々、みたいじゃないですか。
もしくは「(つд⊂)エーン(つд⊂)エーン」みたいな。
もしくはパンダじゃないし💧みたいな。
ランラン、カンカン、(中略)
シンシン、シャオシャオ、レイレイ・・・
私は親戚間での呼び名は幼少期から「ミリエちゃん」で統一されていました。
なので学校でもそっちでお願いしたかったです。
もしくは「エンエン」と呼ばれるくらいなら男子の「おい、エンドウ」の方がまだマシだというほどでした。
しかし、イヤとは言いにくい雰囲気がガッツリありました。
悪意がないからです。
「エンドウさんだからエンエンじゃない。どこがダメなの❓気にしすぎ」
「親しみを込めた愛称なのに、それすらダメなんて」
「エンドウさんが私たちに親しみを感じていないんだわ」
「ひどい」
と言われかねないというか、確実に言われる💦という雰囲気。
なので毎回(気に入らないんだけどな~)と思いつつ、はーいと返事していたのです。
校区の関係で小学校中学校とメンツが同じだったため、中学卒業まで延々とエンエンと呼ばれ続けました。
受験で入った高校も公立でしたが、ちょっとした進学校だったため、中学の時のメンツが一気に減りました。
そこでまず最初に一番何がホッとしたって、呼び名が「エンドウさん」になったことでした✨
はい、ここまでで「理解できない」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
でも事実ですから今さら変えようがありません。
だからニックネーム肯定派のおっしゃる
「嫌なニックネームには嫌だと言えばいいだけ」
「一律禁止は思考停止だ」
「仲の良い友だちに呼ばれたニックネームは一生の宝物」
という意見にも反論したい。
イヤと言いたくても「ニックネームは基本的に良いものだ」という固定観念がイヤのひと言を邪魔するんです。
「他人は基本的にさん付けで呼ぶもの。ニックネームは例外的なもの」
という意識に変わって初めて
「エンエンは嫌です。許容範囲はミリエちゃんまで」
と堂々と言えるんです。
そこのところ、ひとつよろしくご配慮をお願いしたいなと思います。
👇ここから下は蛇足です👇
大人になってから嫌だったのが、今の夫と結婚前のこと。
当時の私の会社の同僚A子が突然彼を「通訳」と呼び始めたものでした。
「あなたの彼、何やってる人❓ねえねえ教えてよ」と何度も聞かれたので、渋々「通訳とか翻訳とか」と答えたら(当時です。今は転職してます)
A子「通訳元気❓」
A子「通訳とデートしてる❓」
と言い出したのです。
それ、変だから止めてもらえないかな❓と言うと、まさかの逆切れされました。
A子「あなたが『私の彼は通訳なのよすごいでしょう(言ってません)』って自慢したんでしょ。だから合わせてあげたのに、なによ」
・・・おあとがよろしいようで。
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