博物館>企画展:インターメディアテク❷
現在インターメディアテクでは3つの特別展(企画展)をやっています。
❶特別展示:「仏像工学-追体験と新解釈」
2021/4/27~未定
❷特別公開「音のかたちー東京大学蓄音機コレクション」
2022/4/16~未定
❸特別展示「プロトログー山中俊治デザインの発生学」
2022/4.26~2022/7/18
何かウネウネと生物的に動く三本指の腕(マニュピレーター)は❸。
手前のサイコロプス(一つ目)も❸。
これは上記3つとは全く別の場所に展示されていたので❶~❸の企画展とは違うと思います。
しかし解説パネルを撮影しそびれて題がわからなくなってしまいました。
テントウムシ(甲虫)が羽を広げたり閉じたりする仕組みを機械で表したロボットです。
身体を保護するための固い前翅(まえばね)(※鞘翅さやばねともいう)の中に、飛ぶための薄い後翅(うしろばね)が収容されていて、かつ後翅の方が面積が大きいため、折り畳まれています。
それを飛翔のたびに瞬時に開き、また瞬時に折り畳んでいるメカニズムがよくわかります。
後ろから撮影。
👇下はホンモノのテントウムシの翅です。
カブトムシやクワガタムシなども似たような機構を持っていますが、テントウムシのそれは特に精巧だというので東大が長年研究をしてきたものです。
下は2017年のITメディアニュースの記事です。
>研究チームは
>「テントウムシの後ろ羽は、進化の過程で『飛行』と『折り畳み』の機能が見事に融合されている」
>「硬いパーツをジョイントでつないで作る人工的な機構とは異なり、フレームの部分的な柔軟性が巧みに利用されている」
>と指摘。
>これらの仕組みは、人工衛星のアンテナ、傘や扇子などの展開方法の改善に生かせるとしている。
ここを最後に帰宅しました。
全部無料でとても有意義な博物館/資料館巡りでした。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。