博物館レポ>東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム&さかなクン
食と暮らしの小さな博物館から1.8㎞徒歩22分で東京海洋大学です。
JR品川駅構内を西口(高輪口)から東口(港南口)に横断します。
品川駅の東西横断通路。
スタバやディーン・アンド・デルーカカフェがあり、途中でお茶休憩ができます。
港南口の商店街にあったのが「人」の字に見える(のも含まれている)変わった車止め。
運河を渡る手前には「ヤマトグループ歴史館・クロネコヤマトミュージアム」や「東京都中央卸売市場食肉市場・お肉の情報館」といった大変興味深い無料博物館もあります。
しかしその2か所は昨年既に訪問済みのエンドウ夫婦(仮名)。
まっすぐに御楯橋(みたてばし)を渡って東京海洋大学を目指します。
👇右端にほんのちょこっとだけ写り込んでいる白いビルは、東洋水産本社です。
御楯橋を渡るとすぐに東京海洋大学品川キャンパスです。
品川キャンパスいうても住所は品川区ではありません。
港区港南です。
こちらにあるのは海洋生命科学部と海洋資源環境学部。
他に越中島(江東区)キャンパスに海洋工学部があります。
東京海洋大学
2003(平成15)年に東京商船大学と東京水産大学が統合して誕生した国立大学。
海洋の研究・教育に特化した潔い大学。
- 東京商船大学:1875(明治8)年に三菱商船学校として創設。
- 東京水産大学:1888(明治21)年大日本水産会水産伝習所として創設。
昨今大学進学率が高くなりすぎ&貸与型奨学金(要返済)で卒業後苦労する人が増えすぎて「そうまでして大学に行く意味があるのか」などと言う声が出ています。
しかし、先日ご紹介した東京農工大学やこの東京海洋大学のように、専門分野に特化した大学は(適正さえあれば)行く価値は大きいと思いますよ。
両方とも国立で授業料は安いですし。
下の金額は2022年度の資料です。農工大は入学金要らんのか。
授業料は、どちらも国立なので同額ですね。
- 東京海洋大学:入学金 282,000円・授業料535,800円/年
- 東京農工大学:検定料 17,000円・授業料535,800円/年
さかなクン(宮澤正之さん)
2006年から産学・地域連携推進機構海洋リテラシー推進部門名誉博士です。
講義の時も必ず「ハコフグ帽」をかぶってるようです。
ちなみに彼の小学校の時の将来の夢は「水産大学の先生」だったそうです。
となれば当然高校卒業後は東京水産大学(統合前だった)を受験・・・しませんでした。
魚に夢中になりすぎて、お勉強を忘れていたのだそうです。
そして日本動物植物専門学院アニマルケアー科に進学しました。
ところがそれから12年後、31歳で(大学出でもないのに)東京海洋大学の客員准教授になってしまいます。
更に9年後、40歳の時には名誉博士号まで贈られました。
小学校中退の学歴で東大の准教授になった、牧野富太郎博士の再来のようです。
マリンサイエンスミュージアム
土日祝休/10~16/入場無料/要予約(当日予約可)
※エンドウ夫婦(仮名)はひとつ前の訪問先・味の素研修センターのロビーから予約電話を入れましたが大丈夫でした。
さて、私がここまで余談で尺を稼いだのは、マリンミュージアムの写真が1枚もないからです。
というのも、展示室内が一切写真禁止だったからです。
「SNSにあげるのも一切禁止」とガッツリ警告文が掲示されておりました。
展示内容は海洋生物の剝製やホルマリン漬け(かなりの年代物)などが多かったです。
なかなか濃ゆいので、ぜひ皆さんも一度行ってみてください。
👇画像は博物館公式からです。
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