再)成功者のパラドクス:誤用が気になったので解説してみた
アクセスがいまいちなので、なんとなく再公開。
初回公開:2022/7/20 11:00
武井壮氏の発言について
・・・は賛否あるでしょう。
ここでは語りません。
私が気になったのは、上の記事に対するネット上の匿名コメントのひとつです。
「成功者のパラドクスだね」
というコメントに、たくさんのgoodが付いてるのを見ました。
ええ❓と思いました。
二度読み返しました。
読み返しても、文脈からは「成功者のパラドクス」を「勝者の論理」と同意語だと思い込んで使ってること(混同&誤用)が明らかにわかりました。
勝者の論理とは
「最終的に勝者になり得た者は、その勝利を得るために取った己の手段や過程を、運や偶然を一切排除して全面的に正当化する/周囲からもされる」
状況を指す言葉。
類義語:勝てば官軍
成功(者)のパラドクスとは
「優秀で成功した経験がある人ほど多忙になりやすく、多忙になると集中力が途切れ、疲れがたまり、パフォーマンスが上がらずに成功できなくなる」
というパラドクス(逆説)。
パラドクスとは
「正当な考え方で推論を深めていくと、一般的な結論と逆の答えが導かれ、ものの道理が合わなくなる」
こと。
同義語:ジレンマ
和訳:二律背反
ね、全然違う言葉です。
でもgoodがたくさんついているということは、同じ勘違いしてる人が世間にたくさんいると言うことですね💦
こう書くと「じゃあ間違ってますよと教えてあげればいいのに」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし・・・。
そのサイトでは、例え親切心からでも、それをやると周り中(goodを押した人たち)からbadを鬼のように連打されたり、本人に逆ギレされて延々と絡まれたり。
ろくなことがないのを、何度か既に経験済みなのです・・・。
👇下は有名な「シンプソンのジレンマ」です。
理系でも文系でもB高校の方がA高校よりも平均点が上である。
👇
ならば当然全体の平均点もB高校の方がA高校よりも上であるはずだ。
👇
あれ・・・❓
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