HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

いらっしゃいませ。お好きな記事へどうぞ。

   

It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

後悔…ああ教えなきゃよかったセミを殺してしまった




初回公開:昨日16:30


ーーーーーーーーーーーーーー


今日も仕事帰り、カルガモのヒナを見に行きました。


池に着く手前にそれはいました。


今まさに羽化しているセミの幼虫です。


羽化が始まったばかりのが二匹と、一応身体は全部出てこれから身体を乾かさないといけないエメラルド色のが一匹。


エメラルド色の方は、5分程見ている間にも、丸まっていた羽がみるみる伸びていきます。


 


写真を撮っていると、通りかかったベビーカーのお母さんたちも二人、三人と立ち止まって写真を撮っていきました。


すると、向こうから、虫取り網を持った3歳くらいの幼児と、その父親(だとしたら少々遅い子ども)か祖父(だとしたら若い)が歩いてきました。


便宜上、父親ということにしておきます。
見た目は堅物系(公務員系)の中年男性でした。


私は、つい声をかけてしまいました。


私「セミが羽化していますよ」


父「えっ、どこどこ⁉」


私「(馴れ馴れしいな・・・)ここと、そこと」


すると、まさかの展開が起きました。


私はあくまで「お子さんに観察してほしくて」教えたのです。


しかしその父親は「こっちがいいや!」と言うより早く、羽を乾かしてる方のセミをもぎ取って、ポイと虫かごに入れてしまったのです。


えっ!?と驚いて虫かごを見ると、中には先客の茶色いセミが鳴きながら大暴れしていました。
まだ柔らかい緑色のセミの、まだ乾ききっていない羽は無残に踏まれるがままです。


私「あ、あの・・・ちょっと!」


するとその父親はのほほんとした顔で言いました。


父「あ、だーいじょうぶ、だいじょうぶ。あとで逃がしますから」


ちーがーうーだーろ!


私「どこかに止まらせて、茶色くなるまでちゃんと羽を乾かせないと、羽が伸び切らずに死んじゃいますよ」


父「え?」


私「今ちゃんとさせないと、死にますよ?」


父「〇〇ちゃーん、おばちゃんが、セミが死んじゃうんだってー。逃がそうか~❓」


イヤそうな顔をする子供。
当たり前ですね。


他人のせいにするんじゃないよ!


でも、もう手遅れでしょう。


私はそのまま池に行きました。


帰りがけに一応、あの父子が「逃がそうか~❓」と言ってた場所を見ましたが、セミはいませんでした。


戻されたけど落ちた可能性もあると思い、下もよくよく探しましたが、いませんでした。


やっぱり持ち帰ったか。


私が要らんことを言って、セミを殺してしまいました。


生きても一週間しか生きられない短い命は、まだ一声も鳴くこともなく、私のせいで死んでしまいました。


いい年した成人男性だから虫の知識くらいあるだろう、まさかあの状態のを捕まえたりしないだろうと思った私がばかでした。


普段は「人を見たら泥棒と思え」を基本信条にしているのに、なぜ教えてしまったのでしょう。


あれを「あとで放せばそれでいい」程度にしか考えない✖✖もこの世にはいる。


もう絶対教えるもんか。