現世(うつしよ)は夢 夜の夢こそまこと:江戸川乱歩
旧江戸川乱歩邸訪問記を書いたので
ついでにご紹介したいのがこの言葉です。
うつしよはゆめ よるのゆめこそまこと
江戸川乱歩が非常に好んで色紙に書いたといわれる言葉です。
👇「日本の古書店」サイトより。
過去の販売s商品画像です。現在在庫切れ。
<直訳>
現実世界は夢である。
夢の世界こそが真実である。
<意訳>
現実世界では、人は誰もが周囲の目を気にして生きている。
多かれ少なかれ仮面をかぶって人生を演じ、真の自分をさらけ出せずにいる。
しかし夢の中にはそんなしがらみはない。
誰もが何の制約も受けず、荒唐無稽に行動できる。
そこあるものこそ、真の自分である。
ヴァーチャルリアリティ(仮想現実)とリアル(現実)。
古くは荘子(紀元前369年頃 ~紀元前286年頃/中国戦国時代の宋の思想家。道教の始祖の一人とされる)の唱えた「胡蝶の夢」にも通じる考えです。
「胡蝶の夢」については次の記事に続きます。
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