映画評>良質法定サスペンス:無垢なる証人❶(原題:증인)2019年韓国
「無垢なる証人」
(原題:증인=証人/英語題:Innocent Witness)
「第5回ロッテシナリオ公募展」大賞受賞のシナリオの映画化。

日曜日、暑さの余り家から出なかったのでAmazonプライムビデオでオンデマンド映画(プライム会員無料)を観ました。
最初に観たのは「星になるまで」(昨日感想記事公開済)。
「アイ・アム・サム」と似た設定なのですがラストは真逆であまりにも救われず。
すっかり気分がダウナー。
なので、口直しというか気分直しに観た2本目がこの「証人」です。
口直しにはちと長い129分💦
しかし中だるみも全くなく、長さを感じさせない良い映画でした。

<あらすじ❶>
スノ(チョン・ウソン)は、かつては人権派で鳴らした弁護士。
しかし同居する高齢の父が複数の友人の連帯保証人になり、多額の借金を抱えてしまう。
借金返済のため、スノは主義主張を捨てて大手弁護士事務所に転職する。
そこは富裕層や権力者しか相手にせず、多額の報酬でのみ働く、ひと言でいうと悪徳弁護士事務所だった。
スノは代表弁護士から国選弁護士の仕事を頼まれる。
※日本では、国選弁護人は裁判所が日本司法支援センター(法テラス)を通じて職権で選任します。
韓国の制度はよく知りません。

<あらすじ❷>
代表はスノに
「実力を見せれば(無罪を勝ち取れば)アソシエイト弁護士(弁護士児事務所の雇われ弁護士)からパートナー弁護士(普通の会社でいうところの取締役)への昇格を考えている」
とニンジンをぶら下げる。
事件は郊外の住宅地で起きた老富豪殺人事件。
被疑者は唯一の同居人である住み込みの家政婦。
しかし被告の家政婦は自殺を主張。
死亡した老人は妻に先立たれたことがきっかけで心を病み、精神科に通っていた。
亡くなった状況も自殺サイトに自殺の手段として紹介されているものだった。
一方、他殺を目撃したと主張したのは隣家(母子家庭)の娘、15歳のジウ(キム・ヒャンギ)。
彼女は未成年に加えて自閉症で、他者とのコミュニケーションに大きな困難を抱えている。
スノはジウから話を聞くために毎日毎日ジウの元に通い、少しずつ打ち解けていく。
そしてふたりは二人は証人と弁護士という立場で、法廷で向き合うことになる。
この「福山雅治を面長にしたような※」笑い皺が良い感じの男前は、チョン・ウソン(49)氏。
※個人の感想です。

韓国のアカデミー賞と呼ばれているらしい「青龍映画賞」で、この「証人」で対抗馬ソン・ガンホ(「パラサイト・半地下の家族」)をおさえて最優秀主演男優賞を受賞。
うん。
「パラサイト」も観ましたけど、あれは・・・外国の賞を取ったために作品は大ヒットしましたけど・・・後味の悪い映画でした。
こちらの「証人」は、2時間超という長さを全く感じさせない丁寧な作りで、裁判の一発逆転のカタルシスも良いし、後味も良い。
随所で披露されるチョン・ウソン氏のいかにも優し気な笑顔も◎。
もう少しツッコんだ感想は、続きます。






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