HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

金沢動物園の動物紹介③ちゃっかり者のゾウのヨーコさんと日本にここだけのベアードバクに刮目せよ!



金沢動物園の飼育動物リストはこちらをどうぞ。




約50種の動物のうち、アジアゾウのボン君と珍獣コアラは先行でご紹介済みです。
こちらをご覧ください。





これ以外の生き物の中から何種類かピックアップしてご紹介します。


アジアゾウのハナコさん


オスのボン君だけ先行でご紹介しましたが、メスのヨーコさんも個性的で味わい深いです。


 


年齢はボン君(46歳)より2歳年下の44歳。
1985年にインドのボンベイ(現ムンバイ)ボン君とペアで来日しました。


ヨーコという名前は横浜にちなんで命名されたそうです。
港のヨーコ ヨコハマヨコスカ※ですね。


※ダウン・タウン・ブギウギ・バンド/作詞:阿木燿子・作曲:宇崎竜童


 


牙の迫力が半端ないボン君と並ぶと小さく見えるヨーコさんですが、なかなか元気です。


ボン君が餌のひとつである「葉付の木の枝」に専念してゆっくりゆっくり味わいながら食べている間に、ヨーコさんは運動場をあちらからこちらへと縦横無尽に動き回ります。


 


振ると餌の出て来る鉄容器をガランガランいわせて中のペレットを食べ、飼育員さんがあっちこっちに隠し置いたペレットもほぼ一人で見つけ出してはヒョイパクヒョイパクと食べ、自動給水機から水を飲む。


餌的にはちゃっかりトクしてます。



ちゃっかり者のヨーコさんは食いしん坊。
いつもボン君の分まで食べてしまうので、飼育員さんは日々攻防戦を繰り広げているのだそうです。


ボン君のボンはおっとりボンボンのボンだったのか。


人間のカップルでもこういうパターンの人けっこういますよね。



ベアードバクのアグア君とファビオ君


ベアードバクを飼育するのは日本で唯一、この金沢動物園のみ。


オカピやコアラに比べ日本での知名度が低いのが難点ですが、珍獣です。


今いるのはアグア君(27歳)と去年の6月に新入りしたファビオ君(25歳)。
共にオス。


日本に2頭しかいない珍獣が2頭とも金沢動物園にいる衝撃。
メスが日本に0頭なのが残念です。


歳が近いためこの写真の個体がどちらかはわかりません。
ごめんなさい。


ベアードバクはエクアドル/エルサルバドル/グアテマラ/コスタリカ/コロンビア/ニカラグア/パナマ/ベリーズ/メキシコ南部分布するバクので別名チュウベイ(中米)バク。


 


多摩動物園をはじめ日本の14動物園で飼育されているのがツートンカラーのマレーバク。


バクというとこの白黒カラーリングに長い鼻のマレーバクを連想される方が多いのではないでしょうか。


インドネシアのスマトラ島地域/タイ南部/マレーシアのマレー半島地域/ミャンマーに生息。


※画像は千葉市動物公園より。


また上野動物園など日本の11動物園で飼育されているのがアメリカバク(ブラジルバク)です。


アルゼンチン/エクアドル/ガイアナ/コロンビア/スリナム/パラグアイ/ブラジル/仏領ギアナ/ベネズエラ、ペルー/ボリビアに生息。


※画像は甲府市動物園より。


アメリカバクは毛色が淡く、ベアードバクは毛色が暗いです。


<うんちく①>


ベアードバクの名前は米国の自然科学者S・Fベアードに由来します。
ビアード(髭の生えた)とは関係ありません。


※シュークリーム屋の「ビアードパパ」は「おひげのパパ」という意味です。
意訳すればヒゲオヤジ。(するな)


<うんちく②>


奇蹄目なのでイノシシ(偶蹄目)とは近縁ではありませんが、何故か幼獣の柄はウリ坊(イノシシの幼獣)に似ています。


ウリ坊画像はハフポストより。


<うんちく②>


奇蹄目は昔(5,600~2,300年前)に繁栄しましたが、地球寒冷化によってほとんどが絶滅。現在はウマ科/サイ科/バク科の3科20種だけが生き残るのみです。


一方偶蹄目は9科150種8200種ともいう)もあり有蹄目のほとんどは実は偶蹄目です。
さらに最近は、偶蹄目から進化して海に帰ったクジラも偶蹄目に含める鯨偶蹄目(げいぐうていもく)という考えが一般的です。



動物紹介④に続いています。