局限性恐怖症❾蝶恐怖症butterflyphobia(バタフライフォビア)
私は蝶と蛾の恐怖症です
もう嫌いで嫌いで嫌いで…(エンドレス)
子供の頃の我家の昆虫図鑑は表紙に鱗翅類が一切載っていないものでした。
裏表紙の絵は黒マジックで塗りつぶしてました。
中の蝶と蛾のページはセロテープで止めて開かないようにしていました。
小学一年生の時、私が蝶と蛾を嫌いと知るや、学級文庫の昆虫図鑑の蛾のページを開いて「ウラウラ~」と私の顔に押し付けようとしたクソガキいじめっ子男児がいました。
私は反射的に画板でその図鑑を、いじめっ子の横っ面もろとも力の限り振り払って吹っ飛ばしました。
窮鼠は猫を噛みます。
教師はなぜか私だけを一方的に鬼のように怒りましたが、謝りませんでした。
画板でビンタを食いたくなきゃ、まず私の顔にそんなもの寄せるな。
全く後悔していません。
皆さんのブログを読む時も、サムネイルに蝶の画像があったら怖くて開けません。
開いても蝶の画像が出てきたら速攻閉じます。
niceを押す所までたどり着けません。
自画像に花と蝶の画像などを使われている方からは、niceをいただいてもお返しはできないでいます。
悪しからずご了承ください。
蝶恐怖症(バタフライフォビア)
「蛾が嫌い」は「だよね~気持ち悪いよね〜と賛同を得やすいです。
しかし「蝶が嫌い」は、たいてい「は?」「なんで?」「キレイでしょ」「嚙まないのに」的な反応しか返って来ないのが普通です。
仲間だろ、あいつら、仲間だろ。
学問的に見ると全く同じ生き物だろ。
蝶と蛾は同じ鱗翅目(Lepidoptera)の昆虫です
イヤ実際、生物分類学上では区別されていないのです。
私は生物分類学など知る前、物心ついた頃から本能的に「こいつら同じだ」と言い張って来ました。
本能的にそう感じてたのですが、当たりだったとは。
鱗翅目(Lepidoptera)には40余りの上科があります。
その中の3上科だけを日本語では「蝶」と呼び、残りを「蛾」と呼びます。
英語ではbutterflyとmoth、中国語では胡蝶と蛾という風に区別します。
しかしこの二つを区別しない言語の方が、世界的には多数派らしいのです。
例えばフランス語で蝶をpapillon(パピヨン)ということは日本でも割と有名ですね。
実はあれ、日常仏会話では蛾もひっくるめた観念として使われているらしいのです。
ウソだと思うなら日仏翻訳で「蛾」と入力してみてください。
papillonと出ますから。
これホント。
日本語で言うところの蝶を「昼の蝶」蛾を「夜の蝶」などと区別する程度だそうです。
(あれ?では「夜の蝶(日本語でホステスのこと)」は蛾だったのか)
蝶と蛾の見分け方という俗説は当てにならない
俗に言われる「蝶と蛾の見分け方」は以下のようなものです。
- 昼に飛ぶのは蝶、夜に飛ぶのは蛾。
- 羽を閉じて止まるのは蝶、広げて止まるのは蛾。
- 蛾の羽の鱗粉には毒があるが、蝶の鱗粉は無害。
全部ウソです。
いえ、3番目は嘘ではないですが、鱗粉に毒を持つ種類の蛾は全体の1%以下。
そして蝶の鱗粉も有毒物質こそないものの、人によってはアレルギーを引き起こします。
だから、蝶と蛾は同じ生き物なんです。
…なのに蝶恐怖症(バタフライフォビア)と蛾恐怖症(モッテフォビア)は区別され、しかも蛾恐怖症(モッテフォビア)は理解を得られやすく、蝶恐怖症(バタフライフォビア)は珍奇がられる現状。
おかしい〜。
Googleで「バタフライフォビア」と検索してみよう
私自身驚いたのですが、私のブログがトップに表示されます。
20,400件中のトップです。
2番手も私が9か月後に書いた続編記事です。
もう、ワンツーフィニッシュ。
市場独占。
そしてその後が余り続いていません。
どれだけ人材不足の分野なんだ…。
ヤツらがどのくらい嫌いって、道を歩いていて蝶がヒラヒラ飛んできたら反射的に飛びすざります。
こちらのオーバーアクションで向こうが逃げればよし。
逃げなければ…私が走って逃げます。
子供の頃は「ギャア」という本能的うめき声が出ていました。
心臓が変な鼓動になります。
ガクガクブルブルです。
画像?貼れるかー!
元記事(Googleでトップと2番手に表示されるやつ)
❿蛾恐怖症mottephobia(モッテフォビア)に続きます。
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