撤去が決まった太宰治ゆかりの跨線橋を見納めに三鷹に行く
三鷹電車庫の跨線橋(三鷹跨線人道橋)は1929(昭和4)年に造られました。
JR三鷹駅の西側にある三鷹車両センター(車両基地)構内にあります。
真上からの空撮写真はWikipediaより。
大元は国土地理院との記載あり。
これが跨線橋👇
もう少し低空からの空撮写真は東京新聞より。
鉄骨むき出しの構造で、この鉄骨はレールを再利用したものだそうです。
ここは太宰治が三鷹に住んでいた頃のお気に入りスポットだったことで知られています。
跨線橋で撮られた太宰治の写真。
当時は金網が貼られていなかったことがわかります。
太宰は昭和14(1939)年9月から昭和23年(1948)年6月に入水自殺で亡くなるまで三鷹に住んでいました。
今年で築93年になるこの跨線橋ですが、残念なことに今年の初めに解体・撤去が正式決定してしまいました。
解体工事が始まる前にもう一回行っておこうと先日訪れました。
橋の上から西を望みます。
車両センターがよく見えます。
天気が良いと富士山も望めますが今日は雲が多く、残念ながら見れませんでした。
撤去を惜しむ声を受け、三鷹市では解体後の一部を保存すると公表しています。
それでも昭和は確実に遠くなっていきます。
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