マンガ書評>㉟「デスノートαキラ編」(読切)<前編>また子供を死なせる
ナンバリング&再公開です。
初公開:2023/01/06 19:30
人間にデスノートを使わせたくてしょうがない死神・リュークが、再び性懲りもなくデスノートを人間に与えたら…という「デスノート」の続編の読切短編。
「デスノート」本編と同じ、原作・大場つぐみ/作画・小畑健のコンビが描いています。
頭の良い奴に使わせないと面白くない、楽しめない、ということで死神・リュークに白羽の矢を立てられたのは、3年連続中学生IQテスト一位の中学生、田中実。
ただし彼はIQ驚異的に高い(182)のに、それを全く成績に生かせていない。
・・・たまにこういう子供いますよね。
特に日本ではペーパーテストの得点はかなりの部分がテクニックで上げられるので。
ミノルは死神から先代のノート所有者・キラ(夜神月)のたどった悲劇的顛末の詳細を聞き出し、何時間も黙考します。
ミノル(この死神、俺に同じこと[大量殺人]をさせる気か?冗談じゃない(中略)人を殺すことでしか使えないノート・・・どうする??)
そしてIQ182の頭脳が捻り出した結論が
「一度ノートを返す。2年後にまた来てくれ」
おや、冷静だな。
ミノルは、デスノートを殺人意外にどう使おうというのか??
結論として、ミノルは誰一人として人を殺さなかったのに、死ぬ羽目になります。
高校2年生で。
あ~~胸糞悪いわあ。
そして「今さら言うかそれを??」の死神・リュークのつぶやき。
(下の台詞を読んでください)
ここまで人間の人生をもれなく狂わせるデスノートの死神の世界でのお値段が、人間界のリンゴ13個(物々交換)ってのもどういうことよ。
今現在リンゴのばら売り価格@東京はだいたい1個150~200円。
ということは13個で1,950円~2,600円。
消費税を加算しても2,106円~2,808円。
わあ、ふざけてる。
ミノルは何故死ななければならなかったのか?
顛末を書きたいけど「ネタばらし」と言われそうだなあ。
新しい作品(雑誌掲載は2020年3月・単行本は2021年2月発売)だから。
ということで、気になる方はどうぞ☟
ところでこのαキラ編には、とても興味深い人物が登場します。
❷に続きます。
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