HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

いらっしゃいませ。お好きな記事へどうぞ。

   

It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

名脇役馬バンカー君をご存知ですか?


私は、NHK大河ドラマを観ておりません。


そんな観ない女の耳にまで届いてきた「大河御用達撮影馬・名馬バンカー君」の噂。


NHKは好きじゃなくても馬は大好きなエンドウミリエ(仮名)は、張り切って調べました。


撮影馬(撮影専用馬)とは、文字通りテレビドラマや映画の撮影で使われる馬。
役者さんを乗せたりする馬のことです。


ウマは図体はでかいですが草食獣(非捕食者)ですから神経質な生き物で、基本的に知らない人はまとめて怖い=嫌い。
知っている人でも自分の後ろに立ったら怖い=嫌いし、大きな音や声も怖い=嫌い。


大観衆の中を走る競走馬ですら目隠しやら耳隠しやらなにやら満艦飾に装着しているのを見ればわかる通り※、本当にキングオブ繊細な生き物です。


※中にはほぼ裸族な剛の者もいます。


つまりガヤガヤザワザワした撮影現場には非常に不向きな動物です。


ましてや時代劇では松明(燃える火)や何か尖って怖い物(刀だの弓矢だの槍だの)が出て来るわ、変な恰好した怪しい人(鎧兜を着た武者)が出て来るわで、よほど肝の座った(もしくはボーっとした)馬しか撮影には使えません。


というわけで撮影現場で使われるのは一般的にサラブレッド(ウマの中でも繊細チャンピオン)ではなくもう少し性格のぼーっとしたアメリカン・クォーターホースなのだそうです。


そのサラブレッドよりも適性のあるアメリカン・クォーターホースでも、調教師が見込みのある馬を選別して訓練しても実際に撮影に使えるのは4頭か5頭に1頭という世界のようです。


撮影専用馬を扱うプロダクションは日本にもいくつかあるようですが、バンカー君は山梨県北巨摩郡小渕沢町にある乗馬クラブに所属。


既に数十本のドラマや映画に出演しているというバンカー君。


「軍師官兵衛」(2014)「おんな城主直虎」(2017)「麒麟が来る」(2020)「青天を衝け」(2021)「鎌倉殿の十三人」(2022)とNHK大河に連続出演。
つい先日は「大奥」(2023)でも冨永愛さんを乗せたようです。


バンカー君は2004(平成16)年生まれの牡(去勢済み)。
ということは今年で19歳。


3歳でデビューして新馬と呼ばれ、4歳になれば早くも古馬と呼ばれるサラブレッドに慣れていると、19歳の馬というとヨボヨボのお爺ちゃんお婆ちゃんに思えますよね。


しかし馬の寿命は25年から30年。
人間の3分の1ほどなので、19歳は人間に直せばまだ還暦前の50代です。


太い流星(額から鼻にかけて流れる白い斑点模様)が特徴。


これなら見分けやすい。


しかし、転載可の画像が見つからなかったので、ご興味のある方は各自「バンカー君 馬」で検索してみたください。


有名なあの人やらこの人やら、色々乗せてます。



ちなみに今やってる大河「どうする家康」では、なぜか馬をCGで作って大不評という報道。



この記事中に出て来る


>多くの大河ドラマに馬術指導者として関わり、馬も提供してきた乗馬クラブ「ラングラーランチ」の田中光法オーナー…


というのが、バンカー君をはじめ5頭の役馬を抱える小渕沢の老舗乗馬クラブの二代目(バンカー君に目を付けてアメリカから買い付けた人)です。