何と愛らしいハタケニラ(畑韮:アリウム・ロゼウム)
ヒガンバナ科ネギ亜科ステゴビル属。
和名では韮と付いていますが、実はニラではありません。
北米原産で明治時代に観賞用に輸入されたものが野生化して帰化植物になりました。
名前の似ているハナニラ(花韮)はネギ亜科ハナニラ属なのでまた別種です。
こちらがハナニラ。
私はハタケニラの方が好きですが、農家では駆除対象になっています。
観賞用にアメリカからはるばる連れて来られ、自由を願って野に下ったら駆除対象。
アメリカザリガニ(食用として輸入された)やミシシッピアカミミガメ(愛玩用として輸入された)にも言えることですが、人間がわざわざ連れてきておきながら「特定外来種」「駆除対象」と一方的な侵略者扱いするのは何だかなと思います。
人間なら怒って帰国することができますが…。
在来種に悪影響が出ていることは重々承知していますが、人間が連れて来ない限りアメリカから海を泳いでは来ません。
「人間が一方的に悪いのですが、在来種保護のために駆除されてください。ごめんなさい」
と言うべきで
「環境保護のために特定外来種は駆除しましょう!環境ガー!!」(正義の味方ヅラ)
は違うと思います。
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