万葉集にもチャンドラヤーンに相当する「月舟」が登場する
昨日はメンテ時間以外もムラゴンが重過ぎて、全然開きませんでした。
タイマー公開した記事にほとんどアクセスが付いていないため、昨日公開した記事を再公開します。
これらの記事から緩く続いています。
インドの無人月探索機「チャンドラヤーン」の月着陸成功の報道を見て、日本語似た言葉があったよねと思いました。
「月舟(つきふね/つきのふね)」という言葉です。
これは空を海に、その空を渡る(ように動く)月を舟(小舟)に例えた言葉です。
「月の御舟(つきのみふね)」とも言います。
万葉集第7巻の巻頭歌に出てきます。
(作者不詳・8世紀後期)
「天の海に 雲の波立ち月船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」
あめのみに くものなみたち つきのふね ほしのはやしに こぎかくるみゆ
大空の海に雲の波が立っている。
月の小舟が煌めく星の林の中に漕ぎ出して、波に見え隠れしながら行くのが見える。
月画像は毎日新聞よりお借りしました。
中島みゆきの「宙船(そらふね)」は人生の荒波を宇宙の海を行く船に例えたものです。
宙船はやたらと力強いですが、月舟の行く海は穏やかそうです。
余談ですが、私はなぜか「宙船」を聴くとアルカディア号(@キャプテンハーロック)が脳内画像として出てきます。
ほぼ条件反射です。
©松本零士
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