フランスパンの丸かじり(東海林さだお先生をパクりました)
パンを形容する時の「ふわふわ」「もっちり」という表現が好きではない、フランスパン偏愛者のエンドウミリエ(仮名)です。
料理はフレンチよりイタリアンの方が好きですが、パンはフランスパンが最高峰だと思っています。
フランスパンの材料:小麦粉/塩/酵母/水
フランスではこれ以外のものを入れるとフランスパンとみなされません。
日本人がアレンジして砂糖やバターを入れちまった「ソフトフランス」は、フランスにおいてはフランスパンではありません。
アメリカ人がアレンジした「アボカド握り」が日本では江戸前寿司ではないのと同じです。
例の腐敗マフィン報道で、やたらと
「オーガニックを謳って添加物を入れず、砂糖を半分にしたせいだ」
「砂糖半分だから体にいい、という考えは危険」
と報道されています。
確かに砂糖=防腐剤は事実です。
だがしかし。
フランスパンは砂糖など入れませんけど腐りませんよ。
翌日にはもう木製バット並ににガッチガチに硬くなって、何なら鈍器といった形態に変貌を遂げますが。
食物の領域を逸脱するだけで、腐りはしません。
「砂糖半分だから体にいい」・・・?
その程度で体に良いと宣伝できるのなら(実際今回のマフィン屋はしていた)砂糖ゼロのフランスパンなんか、薬を名乗ってもいいですかね?
私はフランスパンには何もつけずに齧る派です。
エッジが立ち過ぎたクラスト(外皮)が口蓋に刺さるのもまた乙。
煎餅の咀嚼音と聞き間違うバリンバリンという大音響と、小麦粉の味以外何もしません。
小麦の滋味を堪能できます。
腕の良い職人が作ったものならバゲット2分の1本は軽くいけます。
\至福!!/
あくまで個人の感想なので
「いいえ、ブリオシュこそが至高ですわ!!」
と仰るアントワネット様は、どうぞブリオシュを召し上がってください。
ブリオシュの材料:小麦粉/塩/酵母/牛乳/バター/砂糖
フランスパン画像はドンク、ブリオシュ画像はクラシルよりお借りしました。
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