昨年は「仏壇の日」をご紹介しました。

今年はこちらをご紹介いたします。

ゆりかもめ全線開通日

正式名称は東京臨海新交通臨海線。

JR／地下鉄と接続する新橋駅から地下鉄豊洲駅まで全長14.7kmを16駅で結んでいます。

2006（平成18）年3月27日に全線開通しました。
（新橋駅～有明迄の一部開業は1995年でした）

お台場（正式名称は東京臨海都心線）の主要交通機関です。

しかしお台場にはもうひとつ東京臨海高速鉄道（TWR）の臨海副都心線という、乗客を混乱させようと狙ってるに違いない！と言いたくなる紛らわしい全然別の線（埼京線と乗り入れ運転をしている）も走っています。

そのため東京臨海新交通臨海線は「ゆりかもめ」、東京臨海高速鉄道臨海副都心線は「りんかい線」と呼ばれ、ガイドブックなどにもほぼ通称の方が記載されています。

まあ、そもそも「東京臨海副都心線」という名前自体がほぼ浸透せず、東京都民だって通称の「お台場」でしか呼んでませんものね。

「ゆりかもめ」とい名前は地方の人には路線名には聞こえにくいようです。

確かに「特急かもめ」「新幹線こだま」のような個別の列車種別名に錯覚しがちです。

また高架上を静かに走っているため「モノレール」と認識している人も少なくありません。

モノレールとは、文字通りmono（単一）rail（軌道）システムです。

東京モノレール（懸垂式鉄道＝一本の走行軌道にまたがる方式）
日本に8路線あるモノレール中、6路線は跨座型。

千葉モノレール（懸垂式鉄道＝一本の走行軌道から釣り下がる方式）
日本では２路線のみ。

対するゆりかもめはこちら。
はい、モノレールではありません。

ゆりかもめは、コンピュータ制御による完全自動運転により専用高架軌道を走る
（Automated 自動案内Guideway 軌条式旅客輸送システム／AGT）です。

駅アナウンスなどでは「新交通システムゆりかもめ」と言われています。