HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

いらっしゃいませ。お好きな記事へどうぞ。

   

It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

厚労省から発表された「プベルル酸」について調べてみました



プベルル酸 C8H6O6




プベルル酸はアオカビ(ペニシリウム属)の代謝産物として作られる天然化合物。
1932年に発見されました。


非常に強い抗菌作用を持つことで知られ、抗生物質(抗菌薬)とされます。


マラリア原虫に対する効果も高く、抗マラリア薬の候補として研究されています。


プベルル酸自体の毒性はそこまで強くないとされますが、誘導体(母体の構造や性質を大幅に変えない程度の改変がなされた化合物)には非常に強い毒性を示すものがあります。


人間の健康についての影響はまだ研究されていません。


コウジカビ(アスペルギルス属)からはプベルル酸はできませんが、アオカビとコウジカビは類縁関係にあり、両者の見た目は非常に似ています。




アオカビは世界中の大気中に常に胞子が飛散しています。
例え掃除の行き届いたお宅でも、パンや餅を数日放置するとすぐに青カビが生えるのは、そのためです。


なお名前が非常に紛らわしい「プルベル酸」(医薬品名バルプロ酸ナトリウム)は全く別物です。