生首アントワネットは悪趣味すぎるパリ五輪開会式演出
いくら国歌で
「L'étendard sanglant est levé L'étendard sanglant est levé]
(訳:血まみれの旗が揚がる!血まみれの旗が揚がる!)
とか
Ils viennent jusque dans nos bras Égorger nos fils, nos compagnes !
(訳:奴ら(軍人)は俺たちの妻子の喉を掻き切って殺す!)
とか歌って平気なお国柄でも。
それでも多くの日本のマスコミは
「怖けどセンス凄い」「攻めてるところがさすがフランス」
などといった
「とにかく『フランスは何でもオシャレ』ってまとめとかないと、私が周りからオシャレ人間とみなされないから、そんなのヤダから『スゴーイオッシャレー』って言っとく~」
みたいな、つまりフランスかぶれのイヤミ(©赤塚不二夫)の
「おフランスざんすシェーざんす!!」
みたいな声だけ拾ってお茶を濁してる。
そんなに自分の生首抱えて笑うのがオシャレというなら、50年以上前に永井豪がブロッケン伯爵をデザインしてるでしょう。
しかしオシャレと言われたがり屋さんは、このおっさんをオシャレとは言わない。

マリー・アントワネットがギロチン台で斬首刑にされて死んだのが1793年10月16日。
死後230年経ってもまだこんな趣味の悪いネタ扱いされるって…。
私は実を言うとベルばらはあまり好きではないので、マリー・アントワネットにもさほど思い入れはありません。
でも今回の生首アントワネットをオシャレとはとても思えない。
「おフランスを誉めない人は、センス無しざんす」
と言われてもけっこうです。
フランスは2007年、シラク大統領の時に賛成828票/反対26票で死刑廃止の憲法修正案を可決しています。
そしてNGO「世界死刑廃止連盟」の本部はパリにあるという皮肉。
今生きている極悪犯を死刑にするのは「残虐、非人道的、人としての品位を傷つける」とか言いながら、既に死刑執行しちゃった人の品位は200年以上ネタにして傷つけ続けるのか。
そんな国から「日本も国際社会に倣って死刑廃止を」と言われても、全く刺さらない。
典型的「おまゆう」。
それこそ
「『我が国も死刑廃止』って言っとかないと、周りの国から先進的な国とみなされないから、そんなのヤダから『死刑反対』って言っとく~」
ってノリじゃないんですか。



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