不死鳥は鳳凰ではなくアオサギだった:エジプトではどえらく偉かった蒼鷺
不死鳥とは
ラテン語でフェニックス、ギリシア語でポイニクス、英語でフィーニクス。中国では鳳凰に姿を変え、日本では火の鳥とも言われる。
死んでは生き返るを繰り返すことで永遠の時を生き続ける、とされる伝説の鳥。
日本では手塚治虫の名作「火の鳥」で有名ですが、まつ毛の長いデザインで、手塚流の雌雄描き分け(割とワンパターンである)では完全にメス。
数度にわたるアニメ化でも毎回女性声優が声を当てています。
原型はアオサギ
ギリシア神話のポイニクスの原型は、古代エジプト神話の聖鳥ベンヌと言われています。
ベンヌは不死の霊鳥で、アオサギの姿に描かれます。
パピルスに残るベンヌ神の姿。
アオサギ以外の何者でもないくらい露骨にアオサギ。

トキ(アフリカクロトキ)の姿をしたトト神、ハヤブサの姿をした天空神ホルス、タカの姿をした太陽神ラーらと並ぶ鳥の姿をしたエジプト神です。
ナイル河岸に今も留鳥(渡りをせず一年中同じ場所で暮らす鳥)として生息するアオサギ。
古代エジプト神話では、まだ太陽のない暗黒の世界で、原初の海からベンヌが太陽の卵をすくい上げ、抱卵して太陽を孵し、世界に光をもたらしたとされています。
太陽が生まれて夜と昼ができると、ベンヌは日没とともに死に、翌朝の日昇と共に甦るようになったそうです。
アオサギ、日本よりもずいぶん高い扱いを受けてます。
➡次記事「エジプトの始まりがアオサギなら日本の始まりはセキレイ」に続く







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