HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
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心理学>❶バーナム効果>占いが当たると思い込む理由

パレイドリア現象やシミュラクラ現象以外の心理学的な諸現象にも
大いに興味があるエンドウミリエ(仮名)です。


それらについても書きたいなと思いつつ、先延ばししていましたが、
そろそろ少しづつ書こうかなと思います。


テーマの順番は50音順でもアルファベット順でも知名度順でも何でもありません。
私が思い付いた順です。


というわけでまず第一回目は「バーナム効果」


マンガ好きな方は、川原泉さんのこちらの作品を思い出されたかもしれません。

バーナム効果であるあるがある (ヤングアニマルコミックス)
バーナム効果であるあるがある (ヤングアニマルコミックス)
白泉社
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<バーナム効果>


占いなどで誰にでも当てはまるような曖昧な事柄に対し
「自分のことを言い当てている❗️」と思ってしまう心理。
あるいはその心理現象。



私は、はっきり申し上げますと学生の頃から占いが好きではありません。
なので自分で占いを受けたことがありません。


ただ、受けたことがある人に聞くと


「まだ何も言ってないのに、私の顔を見ただけですぐに『悩みがありますね』って
ズバリ言い当てられたの❗️すごいでしょう❗️」


というふうなパターンが多いような気がします。


人間、生きてりゃ悩みの1つや2つ誰でもありますよ。


稀に「全くない❗️」という「躁状態かい❓」という人もいますけど、
そういう人はわざわざお金払ってまで占いに行かないと思います。


つまり何千円も払って占いブースに入ってきた時点で
「私は悩みがあります」
と自己紹介してるも同然なんですよ。


しかし、凄い❗️言い当てられた❗️この占い師は信用できる❗️
と思った人は、そこで自分の悩みを滔々と語り出すわけですね。


「バーナム効果」は
アメリカ映画「グレイテスト・ショーマン」でヒュー・ジャックマンが演じていた
主人公、F・T・バーナムの名前に由来しています。

グレイテスト・ショーマン (字幕版)
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19世紀のアメリカで心理トリックを巧みに利用した演し物で人気を得ていた彼の
「We've got something for everyone.(誰にでも当てはまる要点がある)」
という言葉から、心理学者のP・ミールが命名しました。



バーナム効果の実証実験の実例の一つにこういうものがあるそうです。

  • 被験者に性格診断テストを受けてもらう。
  • 結果を各被験者に渡して、どの程度当たっているのか5段階で評価してもらう。
  • 結果として渡した文章は、デタラメな上に全員同じ文章のものだった。
  • にもかかわらず、評価の平均点は4.26だった。



つまり、すごく当たっている❗️と感じた被験者が非常に多かったというのです。

一般的(普遍的)な言葉を10も並べれば、ほとんどの人には最低1項目は当てはまると言われます。


そして多くの人が、1つでも当てはまっていると感じると
「他の9つも何となく当たっている気がする」
➡︎「全部当たっている❗️凄い❗️」
と錯覚してしまうのが、バーナム効果の怖いところです。


占いにのめり込み、何から何まで占いに頼ってる人の心理ってそうなんでしょうね。


占いも趣味の一つと考えれば、他人の趣味にとやかくは言いませんよ私も。


1万円を飲み代に使おうが、マンガ購入費に使おうが(私❓)、競馬に突っ込もうが
占いに使おうが、貯金しようがそれは個人の自由。


ただ、このバーナム効果は詐欺に利用されることもあります。
なのでその点に気をつけたいと思っています。


バーナム効果が生じる理由には「確証バイアス」が挙げられます。


「確証バイアス」は人間が持つ数多の「認知バイアス」のひとつです。
バイアスは日本語に直訳すると偏見のこと。
認知バイアスとは、認知上の偏見を意味します。


確証バイアスについては、また別記事で👋