今日は何の日>12月31日:大晦日①語源と年越し蕎麦
旧暦では毎月の末尾のことを晦日(みそか)と言いました。
元々は三十日と書いて「みそか」と読んでいたものです。
(今でも「三十路/みそじ」は使いますよね)
12月は最後の晦日なので大晦日(おおみそか)です。
晦と一文字で書いて「つごもり」とも言いました。
大晦日は大晦(おおつごもり)です。
普通に変換されますので試してみてください。
こちらも元々は月隠り(つきごもり)でした。
太陰暦は月の満ち欠けをもとに作られているので、日付と月の状態はリンクしていました。
毎月1日は必ず新月(月が全面影になって見えない)
毎月三日は必ず三日月
毎月15日は必ず満月
といった具合です。
というか新月の日を1日、満月の日を15日と呼んだと言う方が正しいでしょうか。
満月を十五夜とか十五夜の月ともいうのはそのためです。
毎月末日は、月がいなくなる新月の前日。
なので月隠り(月が隠れる日)なのです。
今日は年越し蕎麦を食べるのが慣わしです。
私などは西日本の「うどん文化圏」で祖父母と同居で育ったので、子供の頃は
「蕎麦は年に一度、大晦日だけに食べるもの」
だと思っていました。
そのくらい普段はうどん(orとんこつラーメンか長崎ちゃんぽん)が麺の基本で
蕎麦を食べなかったのです。
蕎麦の歴史を検索すると
「縁起物としてハレの日に食べるものだった」
と書かれていますので、あながち間違いじゃなかったんじゃないですか。
ついでに言うと納豆も食べない家でした。
納豆を初めて食べたの、成人後ですよ私。
また蕎麦の生産地トップは北海道で、シェア50%。
47都道府県の蕎麦生産量を見ると、47位(最下位)は沖縄で、40〜46位も
九州七県が見事にガッチリ固めてます。
つまり現在に至るも九州以南ではほとんど栽培すらされてないという…。
なので上京してからも蕎麦は年に数回しか食べてないんじゃないでしょうか私。
年越しにそばを食べる慣わしは江戸時代中期以降のものだそうです。
理由としては
- そばは細く長く伸びるので、寿命を延ばし、家運を伸ばすという願いを込める。
- そばは切れやすいので、一年の苦労や厄災をさっぱり断ち切って新年を迎える。
のだそうです。
コシがなくて切れやすいのが縁起につながるとは。
讃岐うどんもびっくりです。
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