私が子供の頃、年配の方の中には元日生まれの方がたくさんいました。

まだ自宅出産が普通で、出生届の期限が厳格ではなかった頃に生まれた世代です。

つまり実際に元日に生まれた方に加え、本当は元日前後に生まれていても、
「おめでたいから」
1月1日生まれとして届けを出された方が多数含まれていたわけです。

うちの親戚で80超えているおじさんの中には、実際は9月ごろ生まれているのに親が
「うっかり」
出生届を出し忘れたまま年末になってしまい
「じゃあどうせなら、おめでたく」
と1月1日生れで届を出されたという人も現実にいます。

ところが、時代が下るにつれ元日生まれは減っていきます。
最近では一番届出が少ない出生日が1月1日なのだだそうです。

一番届出の多い日は12月25日のクリスマスで、1月1日はその半分の届出しかないとか。

下の図は週刊女性が2016年に調査した、過去10年間分のデータ集計だそうです。

366位の2月29日は4年に一度しか来ないからこれは当たり前として、
年末年始やゴールデンウィークに当たる日はことごとくレアなのが一目瞭然ですね。

その理由は
「出産日が調整（計画分娩）できるようになったから」

年末年始頃が予定日の場合、扶養控除的には年内に生まれた方が税金がトクです。

また年末年始などは病院スタッフの数が減るため、医者はできれば陣痛促進剤を使って
スタッフの充実している日に出産してほしいと希望します。

これが元日生まれの人が激減した理由だったのです。

1月生まれの有名人と検索すると、こんな方がヒットします。
（敬称略）

池田昌子　（1939年）👈メーテル役の声優さん
沢田亜矢子（1949年）
役所広司　（1956年）
ジミー大西（1964年）
増田明美　（同上）
庄司智春　（1976年）
堂本光一　（1979年）

という感じで、確かに比較的年齢が上の方が並びました。

20代では「サブリナ・ハンター」（1999年）という名前が出たのですが・・・
私は全く存じ上げず😓
調べたけど「サブリナ陽子」（1999年5月29日生）しか情報が出てきませんでした。

まだ現役で声の仕事をされている池田昌子さん。
今日で83歳❗️

㊗️お誕生日おめでとうございます㊗️

左から2番目の方。隣は鉄郎役の野沢雅子さん。

池田昌子さんは国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2020（TAAF2020）」で「アニメ功労部門」の顕彰者に選ばれたお一人です。