野鳥>カルガモ>蚕糸の森公園5月29日:種としての意志(孵化後29日目)
今日の夕方のヒナ。
お母さんが不在なので、ヒナたちはてんでバラバラ。
全部で何羽いるのか数えるのにも苦労しましたが、なんとか11羽数えました
ただ、11羽を1枚の写真に収めるのは不可能でした。
カルガモのヒナはスウズメやツバメ、または猛禽類などのヒナと違い、孵化直後から自力で歩けるし泳げます。
なので親鴨はヒナに「餌を与える」ということはしません。
「餌のある場所に連れて行く」だけです。
ヒナたちは、めいめいが自分でそれを食べるのです。
しかしここは人工池。
親鴨には少々餌が物足りないようです。
この池で子育てする母鴨は、毎年誰に教わるわけでもないのに同じ行動を取ります。
1日に2〜3度、ヒナたちを置いて自分だけ近くの川に食事に行くのです。
だいたい1回30分くらい、ヒナたちは留守番をします。
実はその間にカラスにさらわれたり、他の鴨に追いかけ回されたり小突かれたりして死んでしまうヒナが毎年出ます。
それでも母鴨たちはヒナに留守番をさせて食事に行くのをやめません。
それでも生き残れる強い子だけが生き残ればそれでいいと思っているのかもしれません。
もちろん母鴨が個人的にそう思うという意味ではなく、種としての意志の話です。
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